悲しい世の中

| 0 comments

5月の15日だというのにまだまだ肌寒い日々が続いています。普段だと今頃は,快晴の日々が続いて、さすがマドリッドと喜ぶ時期なんだけれども、今日も雨模様です。仕事が終わって外に出ても街に活気が見られません。四百四十万人の人口のマドリッド、確かにこんなものと言えば、こんなものなんだけれど、3週間前の停電あたりから、なんかマドリッドに生きる猫(MADRID人)さん達のそわそわ感が、なんとなく感じるのは私だけでしょうか。
 いつもだと春先の不安定な気候が人間様に影響して、気の落ち込みが、見られる人が指圧を求めて、電話がガンガンなりだす時期なのに治療所もガラン状態です。金は、あるんだろうけど、心理状態が、不安定の世の中を肯定して、余計な出費を抑える傾向が、顕著にみられる世の中になったわけで、ヨーロッパの精神的経済的危機感が、太っ腹のスペイン人の金銭感覚を引きしめているようです。
 何が言いたいかというと、ここに40年住んでいる自分の動物的な第6勘が、気をつけろよ、不景気の前兆が、一般庶民の私たちに警告を放っているという真実が、説明はできないけれども、肌で何かを感じている人が沢山いるという事です。半島に位置するスペイン、ポルトガルと並んで最果てのヨーロッパなんで、結構今まで耐え忍んできたのですが、大不況の嵐が来そうな、予感は、確かにあります。
 じわじわとスーパーマーケットの食料品の値段が上がっています。旅人でにぎわうダウンタウンも以前のように犯罪が多発して、物騒なダウンタウンになりました。首絞め強盗、かっぱらい、普段よりパトカーの出動率が上がっているとニュースでが鳴っていましたが、まんざら嘘でもないようです。
 コロナウイリスはヨーロッパの経済をガタガタにしました。金を生み出す算段として戦争を起こすという悪魔の発想が、見えないところであったのは確かなようです。ウクライナとソ連の戦争は持って来いのATMです。そこに巻き込まれた若者は、誠に持ってかわいそうな時代に生まれた不幸者です。何人の若者が、プーチンやゼネンスキーのために死んでいったか、誰が正義で、誰が悪人じゃないのです。全くもってエゴのプーチンとエゴのゼネンスキー、そしてトランプ、まったくもって、狂っているとしか言いようがありません。人生80年皆楽しくハッピーに生きたいのが本望です。この無駄に死んでいった人たちの魂が、成仏できずにさまよっているとしか、言いようがありません。
 この辺の世界の動揺が、間接的にヨーロッパ市民が奥底の本能をかき乱しているんだと思います。このヨーロッパの動揺は、まだまだ続くと思います。その傾向は、めちゃくちゃの金持ちを生み、めちゃくちゃの貧困層を作り出しています。その辺の不満が、徐々に膨れ上がっているのがスペインでの現状です。
へらへらに見えるスペイン人ですが、結構頑固で根性があります。このマグマがいい方向に向かい、そして爆発することを祈るばかりです。
 トランプ、トランプと世界は騒いでいるけど、狂ったエゴ爺そのものじゃないDすか、そのアメリカが衰退して、もがいてるのが現状じゃないですか。トランプの神話をぶっつぶし、争いのない温和な顔をみんなが持ちたいものです。
生きる喜び、平常心の意味をトップが、理解することを祈るばかりです。金金に走りすぎの世の中、癌が増えるのも当然でしょうに。
何しろつまらないスペインになってほしくないものです。かといって、みっともない顔に、みっともないからだと言われる、トップがいる日本も、ひどい状態ですね。あの顔とあの話し方は、ひどすぎます。国家の恥です。不幸な世の中真っただ中を少しは、変えようよ日本。
 

コメントを残す

Required fields are marked *.