ローマの休日

| 0 comments

指圧の講習で、昨年の10月からイタリアローマに月一回の割合で、出かけます。ローマに行くといってもいつものように金曜日の夕方のフライトでマドリッドをたち、日曜日の夜のフライトでマドリッドにたどり着くという強行軍での旅行であり、ローマの休日には、程遠い日程なのでした。

その上、月曜日の朝から一本クラスがあるので、昔の40代ごろのバリバリの指圧師をイメージしながら日々を送っていますが、消耗の一言が、誠にマッチする日々をいまだに過ごしているのでした。断ればいいのだけれども、オファーがあれば、今日を生きるをモットーにしている自分を追い込んで、頑張ってしまう昭和人なのでした。

この自分を追い込むことを何回も実践しているとこれはこれで、ハピネス自虐化ホルモンが出て、当人は、結構苦には、ならないみたいです。要は習慣であり、結構短い人生をコチョコチョコ歩いている私たちは、みんなこんなもんだと思っています。ただ、この時期、おじさんおばさん世代は、搭乗手続きをして、ほっとしていると飛行機に搭乗する寸前にイタリアに入るための書類を見せろと言われたりして、急にスマートフォンのアプリに食らいつくことを屁とも思っていない若者は、動じませんが、私などは、もうパニックで、同乗者がいなかったらアウトだと思われたことが、何回もありました。

まだまだ旅行を気持ちよくできる時期では、ないのかもしれません。客も飛行場のスタッフも自分では意識していないものなんでしょうが、みんなカリカリで、気が上がって人生を妙に消耗している人を沢山見かけます。パンデミックの影響は、計り知れないものがあり、負の負担増が妙に目立ちだしました。

経済だけを優先している政策を世界中の国々は、取っているけど、人類の精神的なダメージは、未来にずんずん響いて、とんでもない世界になるのではないかと妙に胸騒ぎがします。しかしながら、幸か不幸か、既に我々の青年は荒野を目指すの世代は,じきに永久冬眠に入るので、この事は、未来人にお任せです。

結論として、ひとこと言わせてもらえば、飲食店に入る際にグリーンパスという予防接種をしているという証明が必要だったり、行きかう人々の目元から、警戒心ビームがガンガン飛んでいたり、マーひどい世界になりつつあることだけは確かです。

こんな時こそ指圧が、必要なんだけれども、人は、訳の分からない宗教に入信したり、お金を得ることが幸福を得る近道と妄信したり、心の幸福を忘れる人が多くなっていることは、確かなようです。

それでも生きなきゃ、落ちていくだけなので、頑張るしかないのでした。未来人の目の輝きが、いつまでも、燦然と輝くことを願うばかりです。

追記

本日、スペインの空手界を世界のトップにまで、押し上げたレジェンド山下先生が、他界しました。前王様のjuan calros 王に個人的に空手指導したのが、山下先生です。今回の東京オリンピックでも、型の部門で、スペインの女空手家が、金メダルを取りました。この燦然と輝く道を作ったのが、日本人の空手家軍団です。その中のトップが、この先生でした。ご冥福をお祈りいたします。

2022年2月㏠の日本人会からのメール

マドリード日本人会 会員の皆様

 

日頃より当会の運営にご協力頂きどうもありがとうございます。

 

本日、マドリード日本人会で会長職を長年務められ、現在は特別顧問として会を支えて下さっていた山下洋佑(やました ようすけ)様のご訃報を受け取りました。〈享年80歳〉

当会の発展に長年ご貢献下さった山下様が亡くなられたということで、残念でなりません。先ずは会員の皆様にこの件をご連絡申し上げます。

現在ご遺族の方と連絡を取り、お通夜、ご葬儀等の日程等について伺っているところですが、今現在はまだ決まっていないと伺っています。

ご遺族の方からの日程等のご連絡があり次第、当会会員の皆様にもご案内申し上げますので暫くお待ち下さい。

謹んで山下様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

マドリード日本人会

会長 福田俊彦

コメントを残す

Required fields are marked *.