昨年日本への帰国の際、プロ向けの指圧セミナーに招待されました。その時に指圧の先生で,その上、イラストのプロの先生である近藤先生が、私の講習会のために私の略歴を記述してくれました。非常にそして妙に、胸をくすぐる文章で、紹介してくれました。ここで、その宣伝略歴をご紹介します。
小野田茂先生 特別研究会「指圧へのこだわり」
日時 2025年9月 17日
日本指圧協会神奈川支部
支部長 黒澤一弘治療院にて
近代指圧の父、浪越徳治郎が灯した指圧の炎。その情熱を直弟子として受け継ぎ、遠くヨーロッパの地で40年近くにわたり、その光をさらに大きく輝かせてきた一人のマスターがいます。
彼の名は、小野田茂。 1984年、師である浪越徳治郎の「世界に指圧を」という言葉を胸に、単身スペインへ渡った小野田先生 。彼は、マドリードを拠点に指圧治療院と学校を設立し、欧州全土に浪越指圧の礎を築き上げました 。しかし、彼の功績は単なる普及活動に留まりません。
日々、西洋人の身体と向き合う中で、彼は一つの問いに行き着きます。「日本人と西洋人の身体構造の違いに、どう応えるべきか?」 。この臨床的洞察から生まれたのが、浪越指圧を基盤としながら、西洋人の骨格やライフスタイルに最適化させた独自のメソッド「阿是指圧(Aze Shiatsu)」です 。
今回の神奈川県指圧師会定例研究会では、この小野田茂先生を特別講師として招聘。
指圧の「原点」を知るマスターが、いかにして伝統を「進化」させたのか。その軌跡、哲学、そして明日からの臨床に生きる具体的な技術論まで、余すところなくお話しいただきます。
「The Way of Shiatsu is a way of feeling Life.(指圧道は生命を感じる道)」 この言葉は、小野田先生の実践に対する究極的な見解を凝縮しています 。 指圧の目的は単に症状を取り除くことではなく、生活の質を向上させ、人々ができる限り健やかに、バランスを保って生きる手助けをすることにあります 。指圧は、単なる医療行為ではなく、深遠な芸術形式、すなわち「日本の技、そして芸術」であり、その単純で原始的に見える姿の奥にこそ、深い真理が隠されています。
【講師プロフィール】 小野田 茂(おのだ しげる)日本の指圧を世界へと導いた探求者、小野田茂先生の歩み。
その原点から、欧州での指圧の確立、そして独自の理論「阿是指圧」の創設に至るまでの軌跡を辿ります。
1981年:日本指圧専門学校(第25期)を卒業 。 近代指圧の創始者である浪越徳治郎氏の直弟子として、その技術と精神を直接学ぶ 。
1984年:浪越徳治郎の「世界に指圧を」という理念を胸に、指圧普及のためスペインの首都マドリードへ渡る 。 同地にて、自身の指圧治療院「Clínica Maestro Onoda」を開設し、欧州での臨床活動を本格的にスタートさせる 。
1994年:後進の育成と指圧教育の基盤を築くため、マドリードに「日西指圧学院(Escuela Japonesa de Shiatsu)」を開設 。
2000年:スペイン国内での教育拠点を拡大。アンダルシア地方の中心都市マラガに、日西指圧学院の分校を開設 。
2002年:欧州における浪越指圧の連携と標準化を目指し、「浪越指圧ヨーロッパ(Namikoshi Shiatsu Europa)」を立ち上げ、その代表に就任 。
2007年:『圧へのこだわり』を出版。指圧の根幹をなす「圧」の技術と哲学を深く掘り下げ、理論家としての一歩を記す 。
2010年:独自の理論体系である「横臥へのこだわり AZE SHIATSU』を出版 。
2011年:カタルーニャ州の州都バルセロナに日西指圧学院を開設し、スペイン国内での教育ネットワークをさらに強化 。
2012年:欧州における指圧の地位向上と国際交流の促進を目的として、マドリードで「第16回国際指圧大会」を主催。大会の成功を導く 。
2015年:自身の理論の集大成となる『阿是指圧 伏臥位・仰臥位・座位の基本施術』を出版 。
現在まで:スペイン、ポルトガル、オランダ、南米の読者に向け、合計14冊以上にのぼる指圧の専門書を執筆・出版 。
長年の臨床経験から、独自の「阿是指圧(Aze Shiatsu)」を確立し、その指導と普及に尽力 。
日西指圧学院院長、および浪越指圧ヨーロッパ代表として、世界で最も影響力のある指圧マスターの一人として知られている。
