クリスマスに思うこと(黄昏編パート2)

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昔々、バリバリの学生だった頃、深夜に文化放送のたわいのない番組を自分に与えられた小部屋で、ボリュームに気をつけながら聞いていた頃がありましたね。あの頃は確かフォークソングという妙に若干左がかった生意気そうな若者がTシャツとGパンで自分で作詞作曲した唄を歌っていて、ラジオ番組のリクエストで掛かる曲に聞きほれて、そのフォーク歌手が出る公開番組の招待券を、手に入れようとせっせと葉書を送った時期でもあったのでした。

北山修と加藤和彦のフォークルの歌ったリムジン河。岡林信康の歌った山谷ブルース。そしてこの歌詞だけは、今でもふと時々口ずさんでしまうのが、自衛隊に入ろう、入ろう、自衛隊に入れば,この世は天国、男の中の男はみんな自衛隊に入って花と散る。高田渡さんというフォークソング歌手が歌ってるんだけれど、妙にこの人の声、説得力があるのでした。叉自転車に乗ってという歌も脳にこびりついてふと何十年たった今も口ずさんでしまうのでした。
この三曲、放送禁止の歌なんだそうです。微妙に色々な、差別用語を連想させる歌詞が方々にあるんだそうです。
公開番組の招待券をGETするためにせっせと手紙を放送局に出したあの頃の自分は、本当に暗い人間だったのでしょうか。渋谷公会堂に何回か行ったあの頃の自分は、一体なんだったのでしょうか。
 かなり遠い客席から,本田路津子(秋でもないのに)の歌っているのを観て、次の日レコード屋に行ってテープを手に入れた自分は、一体なんだったのでしょうか。
確かに時代を反映した傑作曲がたくさん噴出したのがあの時期だったのかもしれません。
 youtubeのおかげで、タイムカプセルに乗ってあの頃に帰って、ストレスを解消している自分がいます。クリスマスや正月の狭間で暇をもてあますとついつい爺になってします自分。暇があるのも考え物だぞとふと考えてしまう、そうなのです。おじさんが一番退屈してしまうクリスマス時期なのでした。

2 Comments

  1. フォークソングはまったく聴かないのでわからないです
    自衛隊に入ろうなんて歌も驚きです
    放送禁止になるくらいの詩なんですね(笑)

    この頃は、年末年始という感覚が自分にはないですね
    自分は入所施設(老人ホーム)の介護職なので、年末年始もずっと勤務です(笑)

    • 介護職は、未来の仕事らしけど、介護する人が大変だ。腰痛はショッチュウで我儘の爺さん、ばあさんのお話聞いて我慢して、きつい仕事ご苦労さんです。でも感動をもらえる仕事ですね。すばらしい仕事です。

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