一期一会 パート2

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青坂先生 私は70歳だと自分で言ったのですが、後姿、まったく見えません。助手のフランス人相手にビュンビュン技を掛けては、投げ飛ばしている姿を見て、こりゃ怪物だと思わず叫んでしまったのでした。確かに26歳でフランスのパリに来て今70歳と言うことで44年パリで少林寺拳法を教えているということだけでも、もう怪物なのです。

まずお会いしての第一声。だめだねースペイン人。遅刻するのはスペイン人だけだよ。先生が着てるのに、その先生を待たせるなんてフランスじゃないし、ポルトガルだって無いぜ。大変なご立腹。私は何回言っても言うことをを聞かないスペイン人に半ばあきらめの状態だった、遅刻するなの一言を指摘されたのでした。
 確かにイタリアに講習に行っても、ポルトガルに講習に行っても最低の時間厳守は守られていたように思います。同じラテンでもやはり期待はずれのスペイン人なのでした。今回はねー、スペインのグループが2つに別れて仲たがいその仲裁に来たんだけどまったくだめだねー。確かにグループを作るといつも最終的に仲たがいで分裂、良くあるスペインのケースなんです。グループが作れない、みんな勝手な意見、自己主張を我が強すぎてと言い直せば、その辺その辺と納得のスペイン人なのでした。法話があり聞いていると我慢についてお話。偉そうに聞いているスペイン人に、聞く姿勢を教える先生。フランス人の弟子は正座で聞いていました。ポルトガルの生徒だって緊張して聞いていました。フランコが去って、新しいスペインを勘違いして教育されたスペインの若者。そこを的確にスペイン人の弱点とつつく先生。でも愛情がある教えなら付いてくると確信して教える青坂先生。さすが伝説の先生だけあってみていてはらはら緊張しました。絶対の自信を持って教えれば裏切らないよ。この言葉が妙に突き刺さる私への法話でした。続く・

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