ゴーンさんのことで思ったこと

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 俺なんかに言わせると、やり方が、こ汚なくて、しかも、こずるいとしか言いようがないんでよね。だってそうでしょ、つぶれかかっていた日産をルノーがいや、フランス政府が金出して、ゴーンとかいうレバノン人を、日産に送り込んだわけです。

生ちょろい幹部と組合のなれ合いで、めちゃくちゃな会社をゴーンさんが、経費節減、容赦ない首きりで合理化を図り2年ちょっとで赤字から黒字へと変えていったわけです。日本式の経営方法では、ダメですよ、どんどん首を切りますよーで、勝ち取った勝利なのです。ゴーンさんにご褒美にお金をあげて当然な訳です。
 会社とは、結果を出すのが当然で、結果が出なければ、ゴーンさんが、容赦なき首切りを受けたわけです。結果を出した者が、、報酬を得るのが当然なのです。それが、自由主義にのっとったビジネスなのです。確かに過少報酬報告は良くありません。でも相手はフランス語か、英語しか話さない人ならば、その周りにいた日本人が沢山いたわけで、ダメならダメとだれも言わずに納得していたわけでしょ。これだけのお金をもらいますよといえば、それなりのお金のルートがあったわけで、誰かが、ダメですと言えばいいわけでしょ。きっと彼の周りには、言いたくても言えない幹部、長いものには、まかれちゃう幹部がいっぱいいたわけです。
 確かにゴーンさんやその側近も浮かれすぎたことは確かな訳です。そして、日本、そして日本人をなめ切っていただろうとも想像がつきます。しかし最終的に日本の司法界、そして警察に泣きついて、協力をあおって、クーデターを起こしたことは、いただけません。日産は、落ち目の三度笠だったのを助けられたのだから、その恩と義理は忘れてはいけません。一番情けないのは、日本の権力を味方につけたこのこ狡さを、フランス人には、どう映るでしょうか。侍の国を想像する外人にはどう映ったのでしょうか。
 個人的に見てゴーンさんは、ケチだった、身銭の時は、回転すし、会社持ちの招待は、一流のすし屋だったと言ってる評論家がいましたが、会社に雇われてる人はみんなそうでしょ。ここの駐在員だってみんな同じでしょ。私は、どちらかというと生まれつきおごる側の人間ですが、私と飯を食いに行くと私が、勘定を持つのが、みんな分かっていますので、気楽に食事を楽しむことができます。2タイプの人間がいて、招待飯なので遠慮してごくごく普通の食事を頼む部下、反対に今まで食べたことがないような、一番値段の張る食事を頼む輩の2タイプがいます。後者は、まったく忠誠心のないどっちにも転ぶタイプ、前者は、信頼できるタイプと食事だけで、相手が何を考えているのか、打算はどれだけあるのが食事という5欲の一つを通じて判断できるのでした。
 今の時代、日産はもともと日本の会社だから国も応援しましょうなんて時代ではないでしょ。確かに、ルノーの車種ダサいです。日産のデザイン、故障率の低さ、日本車のブランド、日本の誇りです。
 しかし外国にいると、つくづく海外に進出している日本の会社のエリート集団の脆弱さを感じます。今でも、私は、内々大学出を口に出す輩を見ると、ここじゃ通用しないぜ、さっさと通用する日本に帰れと内心思うときが、結構あります。会社というブランドに保護された日本人が沢山いる中、ゴーンさんみたいな、超醜い顔をして、エゴの塊のような、そして精力的な,エリートとは程遠い、見た目の悪さが引き立つ切れ者が、ここまでやったのだから、引き際の導き方が、他にもあったのではないかと思った次第です。ただうわっらの情報で感じたことつづりましたので、適当にそしてよろしく。

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