昔の人は言いましたの巻

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稲場先生という浪越徳治郎先生のバリバリの時代に鍛えられた直弟子の先生がいるんだけど、その先生が高い金をつぎ込んでは、指圧協会のイベントをビデオに撮って、スペインに送っていただいた時代がありました。そのビデオを今整理してるんだけど、結構貴重な映像が多くて、指圧界に残さなければと思うビデオがいっぱいあります。

例えば、伝説の大先生の講習、芹沢先生の講演、徳治郎先生の講演、徳治郎先生の長男、徹先生の講演、今は、亡くあの先生だと思わず,観込んでしまう映像が出てくる出てくる、この辺を整理しておかないと、私が死んだらまずうずもれてしまうだろう危機感を抱きつつ毎日楽しみながら整理をしています。

25年前の協会主催の講演会で,アレルギー専門のドクターの話が、妙に今の時代、すなわち未来の日本を医者の視点で鋭く警告していたビデオをとして印象に残るものがありました。

そのお医者さん曰く、小児のぜんそくの話なんですけど、当時学校検診で、そのころの統計で、急激にぜんそくの児童が増えているとの警告で、実際の厚生省の統計の数倍のぜんそく児童が、実際に存在しているとのいるとの報告から話は始まりました。

そして、卵の値段が、世の中の物価上昇に比べて、変動がないのはなぜでしょうかと問いただしています。確かに今も昔も卵の値段は、ほとんど変化がありません。たんぱく源を体に入れる、すなわち補給するには、卵は、日本人にはなくてはならない食物です。なぜ価格が維持できているのでしょうか。大量生産の卵、大量の雌鶏の維持には、自然に任せた育て方では、間に合いません。じゃ、何をしているかといえば、大量のホルモン剤、大量の抗生物質を投与しての結果がここにあります。この工程を踏んでの最終生産が価格の維持につながるわけです。妊娠の女性が、この辺の事情を解せず、肉にしろ、魚にしろ食べ続けたら、胎児に影響するのは、目に見えています。この辺のことをその医師は、25年前に指圧師の集まる講演会でしゃべっていました。世界の人口を賄う食料を今生産しているかというとやはり無理が出てきます。おそらく何億人の余剰人口の食物不足の実際が現実にあります。人減らしの簡単な方法は、戦争に尽きると考える人がいてもおかしくありません。姥捨て山が出現しても、何らおかしくない未来が来るかもしれません。健康によかろうが、悪かろうが、ものを食べることは、人間が生きていくうえで、最低限の宿命といえます。

だから,魚、動物すなわち人間様の食べ物の出荷の大半は養殖場からが常識になりました。果ては、小麦まで今ではグルテンフリーが注目を浴びています。遺伝子組み換えの大豆などは、当たり前の世の中になりました。こんなことが体に悪いということは、お医者さんは誰でも知っているのです。世の中の仕組みが、こうなった以上、こんなことは、常識なのです。アレルギー、癌の急増、難病、すべて人間様が、作った病気なのです。約30年前になかったものは何ですか。目まぐるしい進化を遂げた携帯電話、コンピューターの害は、確かに存在しなかったのでありません。電磁波の体に対する悪影響も然りです。

それじゃ―なにが現代人の救世主になるのでしょうか。ゴキブリのようにたくましくなることです。そして食べないことの良さを知ることです。今テレビの番組は、おいしい食べ物の番組ラッシュです。食べろ食べろ、そして太って、栄養過多になり腐って、病気になれ、そうなると今度は西洋医療の出番です。医者は、高い器具を駆使して、検査をして、オペをしたり、薬を処方して、さらに病人を増やします。

たくましいゴキブリ君になれとは、自分の体を信じることです。そして何しろ食べない。㏠一食でが不可能なら、夜8時以降は、水だけ、一切体に何も入れない。電子レンジは、さようなら。携帯電話、コンピューターは寝室に入れない。これぐらいは、やってほしいもんですね。人を治す私たちは、これぐらいの意識をもって仕事に望めば、患者さんも納得してくれるかもしれません。プロとは、こんなものかもしれません。

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