初めての経験

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笑って済ませるということは、不幸があったけれど、今はどうにか立ち直ったということで、そこで不幸にも死んでしまったら、笑い事では済まされないということなのです。先週の水曜日、何人かの朝の患者さんを済ませて、お昼でもと思っていたところ、スタッフのすずさんが、先生このラーメン結構いけますよと中国人経営の食材店で手に入れた、お湯を入れて3分待つのあの例のカップラーメンの中国版を私にプレゼントしてくれました。ヨーロッパでもカップラーメンは、徐々に市民権を得て、結構中国産、韓国産が、売られています。量が多いので、日清より安いので、結構な量が流通されています。マーギィーやそのほかのブイヨンで有名な食品会社も参戦して、なかなかの市場になっているみたいです。

そのお湯を入れるだけのカップラーメン、生めん感があってなかなかの味なのでした。其の具の中に。生エビっぽい衣に覆われた食材が3つほどありました。普段なら痛風値を気にしてエビ類は、一切食べないのですが、スケベ根性か、魔が差したのか、一つだけよと、食べてしまったのです。プリンとした触感が、今でも残っているのですが、妙にホルモンで育ったエビちゃんという感じだけは残っている食材でした。食べ終わって、普段通りに休憩して一時間ぐらいたった後に背中にむずむず感が出てきました。そして目の周りも、かゆくなりました。

やばいと感じた原始感覚が全身に走り去りました。スタッフに近くの薬局でEBASTINAというアンチヒスタミンを買わせて、その場をしのごうと思いましたが、自分の原始感覚が、やばいやばいの警告を放っています、自分の勘を信じろの定義に忠実に従ってタクシーで緊急病院に行きました。案の定受付で順番を待つ間に、足の力がまったく消失、思わず倒れて、気が付いたときには、集中治療室で沢山の管につながれていました。

ただアドレナリンを打て撃ての喉号と、血圧が80、下60の看護婦の声が今でも私の記憶に残っていました。病名は、食物性(海産物)アナフィラキシーショックでした。特徴としては、1,皮膚の症状。蕁麻疹、かゆみ、皮膚が赤くなる。2,粘膜の症状、唇、下、、口の中が張れる。瞼が張れる.3,消化器系、強い腹痛、嘔吐。4,呼吸器系 血圧の低下、意識を失い失神、失禁。等があげられます。

結構激しく急速に体をいじめるアレルギー反応が出て、例えば,ピーナツの一かけらでも、時には、呼吸不全で命を落とす、危ない症状を呈する劇症性アレルギィーとのことでした。

私は、心臓の手術をしていますので、その既往歴が、その病院に残っていたので、お医者さんん達は、より緊張して私を手当てしたとのことでした。予後としては、手や腕がめちゃくちゃに腫れてパンパンの状態で、手を閉じることもできない状態が何日も続きました。2日間集中治療室にいて体の症状が安定した3日目に普通の病棟に移り、4日目で退院しました。

身体の蕁麻疹は、徐々に消えましたが、お医者さんによると体の中の臓器全体が腫れているので、要注意とのことで、一週間たった今でも指圧の仕事のgoサインはまだ出ていません。

体に力が入らない、横になると楽で起きだすと胸のあたりが胸苦しい症状がまだあり、爺様が体力がなくなるとこういう状態になるのかと初めての体験に驚いているのでした。

心臓の薬、そしてアレルギーの薬、甲状腺の薬、何種類の薬に支えられて私な生きているのでしょう。健康を売る商売をしていて、自分の身体は薬漬け、何ともお恥ずかしい、これが老いるという現実なのだと正直、感じています。

ただ少なくても、週一回の念入りな指圧治療が、私の身体を支えてくれているという実感は、あります。指圧という予防医学は、確かに効くということは、私の身体で、証明済みです。

体が、私たちに何らかの警告を常に放っています。その警告を素直に感じ取る体をいつも持っていなければなりません。運命が、寿命と比例をするのですが、手入れを忘れずに、体の警告を聞く身体をいつも持っているということが、重要のようです。手入れは、目に見えない投資です。また生かされてしまいました。意識がなくふわふわしている状態であの世に逝けば、それはそれで安楽かもしれません。心臓を手術した後、麻酔が切れて目が覚めて時、結構気持ちよかったあの感覚で、あの世に逝けば、それもいいなーと思ったあの時を思い出しました。ただ寿命が来ないと、どんなに身体が、ボロボロになってもあの世に逝かせてくれないのが、現実です。この年になると死生観を、こころに問うことが多くなります。

人生50といわれて久しいのですから、ここまでいかされてきた喜び、今日の日々が、付録といわれれば、その通りといわざるをえない現実を肯定して第400回目の投稿に乾杯。

結論

結構  危なかったとのことでした。診断  アナフィラキシー重症(食物性)。

4 Comments

  1. 大変な経験でしたね。大事に至らず何よりでしたが、やはり指圧の力が体を守ってくれたのでしょうか。取り敢えずご自愛ください。

    • 身体を敏感にしておくことが大事みたいです。それといつも少々、7分目の食事で、腹をすかしていた方が、体にはいいみたいです。爺は、枯れてた方が、絶対長生きします。お元気でお過ごしください。

  2. おふくろ様より先にいってはいけませんよ。

    • 本当に死ぬかと思いました。アドレナリン注射で、心臓に活を入れて三途の川を渡らずに済みました。フェニックスです。これで、3度目の命のw彼目を体験しました。結論としては、人間は、寿命が来るまで死なないということです。寝たきりで寿命が来るのを待つのか、ピンピンで、寿命が来るのを待つのかは、状況次第です。ボケだけは、なりたくないですね。

村山 勝 にコメントする コメントをキャンセル

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