スペイン良い国の巻

| 0 comments

スペインも5月1日と2日は、祝日でした。1日は労働者の日、2日は、マドリッド州,特にマドリッドの限られた地域の祝日で、エンジョイさせていただきました。休みの日は、もっぱらごたごた家でゴロゴロなのですが、今回は、娘と家内と私で、車に乗って、500キロメートルを車で5時間ぐらいぶっ飛ばしてゆく、マラガ県のネルハという海沿いの街に遠足に行きました。
 何が有名かというと、断崖絶壁にホテルやレストランを無理して建てて、超不自然なロケーションから、きれいな、超自然な海を眺めて、ストレス社会の垢を取りましょうというキャッチフレーズで、都会のストレス人間を集めては、お金を儲けている街に行ったのでした。
 北欧やイギリスから来ている年金受給者とみられる団体や学生さんとみられるお嬢さん、お坊ちゃまが、うじゃうじゃいる街でした。彼らの傍若無人なふるまいは、私に言わせれば、田舎者の中国人旅行者と何ら変わらぬわけで、まだまだ中国人のほうが、お金を落とすので、地元のスペイン人は、中国人を応援するかもしれません。
北欧の人やイギリス人は、アメリカ人同様、英語一本で、どこの外国でも押通します。スペイン語は、大方のヨーロッパ人の旅行者は 話しません。
そして、スペイン人とポルトガル人との異なる点は、これは習慣なんだろうと思いますが、家で食べる習慣が強いのか、ケチなのかレストランをスペイン人やポルトガル人のようにしょっちゅう使いません。イギリス人は、ビールぐらいは、外で飲みますが、夕食は、大体が家で、することを常識としています。イギリス行くと飯がまずいと言われてますが、外に食いにかなきゃ舌も肥えないという事でしょうか。
外人さんが、このスペインの値段を見れば、私などは、マドリッドより安くボリュームがあることを認めてますので、彼らは、よっぽど安く感じると思いますよまったく。ハワイやアメリカ、スイスが高くなったなんて言いますが、もともと高いんだからしょうがありません。
食い物談議が、続きましたが,マドリッドに戻ると、メールに、ミカドという日本レストランのオーナーの戸田さんがお亡くなりになったとの情報が入り込んできました。帝は、スペインがまだ、土砂降りが続くと地面が、ぐちゃぐちゃになる時代、マドリッドでいち早く開店した由緒あるレストランです。若者よ海外雄飛だぜーの真っ盛りの時代、どっかの鉄道会社を脱サラして、初め、大成功をしたとのうわさのあるレストランです。
 私も海外の情報を集めているとき、この大成功のトッピクスを日本で読んだことがあるくらいです。板前を日本から呼んで、スペインの貴族階級を喜ばせたと言われている、レジェンダのレストランです。
 確か60年ぐらいの歴史があるレストランです。今は、時代の波に若干取り残されていますが、それでも健在です。今は、娘さんが、後を引き継いで、頑張っているのでした。
91歳でのご永眠、お疲れさまでした。
 私も在西40年に突入。爺の禁行、1、自慢話をしない2、過去を語らない3、えばらない。この3つの3ないを守り、これからも生き抜くつもりです。

コメントを残す

Required fields are marked *.