身分証明のいらない天国日本の巻

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私の住んでいるスペインは、あなたは、誰ですかと聞かれたら、何を提示するかというと、スペイン国発行の身分証明カードを提示します。ちなみ私のナンバーは、X-0329125-Sです。国が発行した、私は、だれだれという身分の証明カードです。私の持っている証明カードは、5年間、スペインにいられますよという在留証明兼労働許可症付きカードです。そしてその証明書のほかには、短期的に学生さんやお年寄りが保持する証明書、1,2年の短期のもの色々種類はあるようです。そして私はいつも何を携帯していなければならないかというと、5年間の在留証明書兼労働許可証付きカードの常備携帯が義務ずけられています。
 お金さえあれば、在留証明書は、その手の専門の弁護士がいて、その弁護士が、何人かで事務所をもって、幅広く、しのいでいる事務所が信用、仕事を完璧にやるやらないは、別にして町中にあります。法科の大学出るとすべての卒業生が弁護士予備軍ですので、弁護士以外の仕事も含めて多角的に、会計なんかもやって、しのいでいるのが実情です。やはりどの仕事も同じで純な弁護士一本で生きている人は、少数のようです。
そんな事務所には、何でも雑用の事務員が動いて、その辺が動いてその手の証明書をゲットすることができるようです。蛇の道は蛇、その辺は、その手のプロに任せて、私たちは、せっせと働くのでした。
 一番大事な証明書は、この身分証明書で、スリや紛失で、一番心配するのは、この身分証明書です。EU諸国の海外出張であれば、この身分証明書提示で、okです。パスポートは、EU諸国以外の提示になります。なぜ心配かというと、どこに行くにもこの身分証明書の提示を求められますしこの証明書がないと動けないといっても過言ではありません。
 そして再発行の時間のかかることは言うまでもありません。何しろ再発行には、最初からの手続き書類の再集めが必要となります。パスポートは、旅行のため、運転免許は、車を乗るため、保険証は、医療を受けるためであり、そのすべてのカードに表示されるのが、身分証明書ナンバーなのです。、身分証明書ナンバーがあなた個人の身元証明になるのです。このこのナンバーを提示しているこのカードが、すべての身分を証明してくれるのです。
 この各個人所有のナンバーが、一個人の身分を証明してくれます。要は、一個人をナンバー化したものの所有が、必要という事になるのです。もちろんこのナンバー化によって個人的情報が、国の所轄期間がすべて知りたいと思えば、資産に至るまで、可能な訳です。この辺の法的な難しさがあるのでしょうが、好きでスペインに来たので、スペインの移民局の言う通リにしないと、スペインにいられない訳ですかから、指示通りにすべての証明書を提出してokですと言われてここにどうにかいるわけです。この辺のだましあいと妥協が、各個人の柔軟な考えになるわけです。難しさはありますが、国家間同士のしのぎあい的な観点で見れば、落としどころを見極めなければなりません。この事が各国のイメージにつながります。
 日本のように、お隣の国の訳の分からないおじさん、おばさんが、難癖付けて、個人情報がなんやかんやと言っていますが、こちらでしたら、文句があるなら入国するな、スペインに滞在するなの一言で、終わるわけです。日本のお役人のふがいなさは、あきれる限りですが、各国の政府の方針であれば、お役人もそれに従っているのですから彼らの責任ではなく、日本の政府にあるわけです。
 アメリカに入る時、誰も文句を言わずにじっと我慢して、うるさい警察犬の吠えるのを恐ろしさとあさとあきらめで、見ているのが常識なはずです。これがアメリカのイメージな訳です。考えよ云うによっては、今まで帰国するたびに、実家の住所だけを頼りに、身分証明は、パスポートのみの日本人、これ自体の日本の常識は、世界では通用しないのに、今まで通用してたのです。
 田舎に行くと、今でも夜、玄関のかぎが掛かっていない。泥棒さんお入りくださいの現実がここにあります。宝石屋に泥棒が入ってバタバタやっているときに、外から、ぼーっと静観しているおじさんが、ニュースで写ってましたが、外人は、どう見たでしょうか。無防備の家にタンス貯金があると知った、外人は、よだれものでしょうに。結論から言うと、 各個人の身分の証明は、常識です。明治維新じゃあるまいし。ボケまくりで,他国に侵略されても、後の祭りだぞー。ニタニタ笑ってないで、びしっとしなよ岸田さん、うごけって。
 自然災害に乗じて、お隣が動いたら、本当にやられちゃうぞー。それにしても人のクレジットカードで、モノ買っても日本は、オールフリーパスの国なんですね。身分証明のいらない時代は、90年代のバブル期に終わってるはずなんだが、ボケまくり日本。石原慎太郎、三島由紀夫のお怒りが、響き渡っても、確かにもう遅いかもしれない。

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