ワールドカップ

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今日から、大半のスペイン人は仕事もそっちのけでサッカーのワールドカップに全神経を集中するんでしょうね。これだけのエネルギーを仕事に捧げたら、スペインも変わるんでしょうがだめですね。私は、サッカーが嫌いとか好きとかの問題ではなく興味がないのです。特にぶつかってもいないのに大の男が、わざとらしく転んでイタイイタイと大声で叫び、審判が相手にしないと急に治っちゃって走り出す、あの根性が大嫌いなのです。テレビがスローモーションを映し出します。あの程度のぶつかりでプロの鍛えた体が悲鳴をあげてころげ回るのをアナウンサーもフォローして、もうさもしいの一言です。
 また刺青のサッカー選手のアンちゃんが、ヒーローになってそれを真似して私も刺青、こんなのが実に多い。その点ベースボールは、ユニフォームで隠れちゃうのか刺青の選手が活躍しているのはみたことないですね。ちなみに私は隠れ巨人ファン。

 ただ刺青をしている人を認める社会はヨーロッパではまだ無いですね。ヨーロッパの大企業の勤め人に刺青マンはいません。警察官の募集で刺青のお兄ちゃんを断った話もあります。息子が刺青をして嘆いた患者のおばさんも知っています。まだまだ、入れ墨イコールバカボンは誰もが思うことみたいです。あのベッカム、サッカーしてなかったら板金工場の職工さんでしょ。とにかく刺青は、性格の弱い人間のコンプレックスがお袋さん、おやじさんから貰い受けた尊い体をいじめる結果になるのです。
 また前回も述べましたが、刺青は、体の目立つところに、また妙にセクシーな部分に華が咲くもんで、これが重要ツボと一致して経絡を停滞させます。そしてしまいには、やばい病気を引っ張ってきて、あの世行きがごく少数ですが私の経験のなかの症例パターンの一つにあります。そんなこともあり患者さんとは、いつも一期一会の真剣勝負で今迄きましたので、よけいに刺青を憎悪するのかもしれません。
マドリッドから50KMほど離れたトレドという古都のサッカークラブに所属してチャンスを狙っている日本人が何人かいるそうです。バルセロナにサッカー留学して頑張っているサッカー日本人少年もいるみたいです。それをプランニングしてその企画をサッカークラブと手を組んでビジネスをしている人もいます。しかし現実は大半のサッカークラブは赤字経営です。儲かっているのはスペインでは、レアルマドリッドとバルセロナのクラブだけです。後はどうにか生き延びているのが実態のようです。またクラブ選手の報酬は微々たるものも現実のようです。
 ボール一つで、遊べるサッカーは、貧乏人のサクセスストーリーの唯一の開かれた道なのです。その辺がサッカーの魅力かもしれません。BARでビール一杯でみんなと一体感の共有は安いものなんです。小さな幸福感の共有、今の世の中必要なのかもしれません。そうだおじさんも、BARをの覗いてみるか今日あたり。群れない男、たまには群れちゃおうかな。

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