セコ人生のつけ

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 セコイと言われて、窮地に立つ東京都知事。大なり小なり公務員、会社勤めのサラリーマン、自分の財布は開けないで会社の金は、まったく無頓着に使っちゃうという輩たくさんいますよね。会社の備品はどんどん使って、ボールペンなどの文房具ジャンジャン家に持ち帰って息子、娘にコレ使えなんて、さも子供達のためにデパートで買ってきたかのように振舞うお父さんいるんじゃないですか。ただ酒ただ飯、大好き人間一杯いるじゃないですか。セコ人間のうすっぺらな顔一杯みかけるじゃあないですか。それなのになんであの人だけ。

ここスペイン、医療に関してはすこぶる寛大で、ほとんどの病院は国立、及び自治体の病院なんです。ほとんどが健康保険でカバーできますので、貧乏人にとっては天国なんです。
 難点としては、皆平等と言うことで,治療を受ける待ちの期間が長いということです。急患は、待ってたら死んじゃうので、私立の保険に加入するわけです。この頃は私立の病院もすばらしい実績を持った病院が増えましたが、まだまだ医療は国立が幅をきかしているようです。
 前回のマドリッド州の長が、あまりにも医療費の予算の比重が拡大してきたので、管理体制を徹底しようと改革に乗り出したのです。何の出費を抑えようとしたかというと、備品の出費そして管理なのです。人事には手を突けずに、ただただ備品の管理を業者に依頼しようとしたのですが、左はどこにでもいるもので、拡大解釈して医療従事者の人員減らしだとして騒いだ挙句、改革ストップになりました。
 ようは、医者や看護婦も含めて備品の無造作な仕様、そして備品の着服、すなわち、みんな持っていってしまうのだそうです。午前中は病院勤め、午後は自分のクリニックといった医者がたくさんいるので、備品は病院で着服したものをプライベートのクリニックで使用すれば、お金が浮くじゃないですか。セコイと言うより習慣化した行為なのです。すなわち罪悪感無しなのです。便所の紙だって持っていけば、長い目で見ればお金が浮くじゃないですか。
日本のサラリーマン、出張費を浮かしたり、接待費をおねえちゃんと遊ぶ金にしたり、じゃんじゃんやってるじゃないですか。それを何であの人だけ、苛められちゃったのか、簡単です。徳がなかったこともさることながら、てめえの欲だけ考えて、他の同類項のセコ人間に配慮がたりなかったことが一因です。頭と尻尾はくれてやれの度量があれば叉違った方向に進行したと思いますが、ここまで来るともう大方の展開は予想が出来そうです。
    人生の最終コーナーああは、落ちたくないものです。

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