吸盤(吸いぶくめ)療法(アメリカからの発信)

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ブラジルのリオのオリンピックたけなわで、アメリカの水泳の選手の背中の吸盤の青あざが目立ちます。何個も何個も並べた丸い青あざです。この業界で、昔々はやった吸盤療法です。前もって専用ナイフで吸引をする部位に傷をつけます。

 カップの中の空気をアルコールを脱脂綿に含ませてカップの中で火をつけて空気を抜いてカップ内を真空にして吸盤の要領で皮膚を引っ張ることによって傷をつけた部分から血を抜き取る療法です。皮膚に長い間キスをされると内出血してあざが出来ますよね。この原理です。
 スペインでも昔からあったらしくバンパイア療法と呼んでいます。日本でも一頃流行りましたが、エイズが流行しだしたころから、治療師も皮膚を切って血液を出しますので、重度の肝炎やエイズの感染の危険性があるので、あの頃から廃れた気がします。
 吸いぶくめと言って昔から日本でも民間療法にあったような気がします。ただ刺激療法の一種ですので、初めは利いたいたような気がしますが、慣れると、薬と同じでモット強烈な刺激が必要になってきます。毎回同じ場所を刺激すれば、皮膚が厚くなり鈍感になります。皮膚はやはり、柔らかく滑らかが血液循環良好の目印です。
 正直言ってアメリカらしい妙に傲慢な悪徳商法の臭いがぷんぷんします。
 前回のオリンピックでは、キネシオテープが流行って、テープ屋が大儲けしました。トリガーポイントと言って騒いでも、所詮、針の経絡のツボの応用だったりして、とにかくこの手の流行は,必ずアメリカから始まります。みんな東洋医学のコピーです。そして誰もがアメリカの似非理論を喜んで使用してNO1アメリカと騒いでいます。
 本場アメリカのカイロプラクティックだって、アメリカの大学卒業したカイロプラクターのアメリカ人、本国で食えないもんでスペインに来て凌いでいる奴を私は何人も知っています。
アメリカのカイロの大学をどうにか卒業して臨床経験も無く、帰国して、俺はアメリカ仕込だと騒いでいる日本人、業界には、一杯いますよね。卒業したら10年ぐらい患者に触れろって言うの。
 何しろ舶来に弱い日本、悲しいかな事実です。4年後の東京オリンピックは、指圧でうずめてやるなんていうのはどうですか。
 確かにアメリカ、イコールNO1は、ヨーロッパじゃ誰も言わなくなりましたね。

3 Comments

  1. 吸盤療法って言うんですか
    昔、母はよくやってもらっていました
    鍼灸院でだと思いますが・・・
    『今はやってくれるとこなくなった』と。

    仕事で遅番があると整骨院へ行けない為、マッサージ店に行き 1時間たっぷり解してもらい、ぱつんぱつんに張ってた背部(上から下ぜんぶ)も楽になり その晩は本当に良眠できました。
    しかし、翌々日 整骨院へ行った時には背中の張りが著しく『今日はまた一段と背中が張っていますね』と案の定言われ・・・
    心の中でマッサージのせいかな⁈ とちょっと思いました
    やっぱり揉み返しってあるんですかね

    • 一日の食事、3回の所をこまめにとって胃への負担を減らすように、一回の治療でバンバンやるのではなく、刺激量を極端に減らしてこまめに受ける、コレが治療の理想です。これでもか、参ったかの慰安を受けていたら身体は治るどころか壊れますね。揉み返しは、治療にはありません。

  2. なるほど。
    1時間ガッツリはやり過ぎになっちゃうんですね
    これから30分をチョイスします ^_^

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