日本の動きに少々慌てました。この言葉がスペインのマドリッドに住むおじさんの第一声でした。何しろ朝早く起きて、てくてく駅まで歩くのです。少々駅から遠い人は、自転車で駅まで、もっと遠い人は、バスで駅までエンヤコラなのでした。一度、朝7時半ごろの電車に乗ったら、少々めまいがして、やばいと途中の駅で降りたのでした。肩の力を抜いて、電車の揺れに任せて、押しだされる力に抵抗せずに流れに任せる勘が戻るまで、ちょっと時間がいりました。昔々の毎日を思えば、すぐに勘が戻ります。そもそも、マドリッドでもめったに電車を使用しない私です。やはり疲れました。
どんどん何何線の距離が長くなっていて、赤羽線(赤羽、十条、板橋、池袋)が懐かしくなりました。埼京線とか、りんかい線、なんだ横浜まで行っちゃうぞー。やばい快速、日暮里はとまらないぞー。田舎者丸出しの毎日でした。デパート行くとあるは、あるは、品物がうずたかく積まれて、どんどん買っていく人々、薬屋なんかはいて、捨てるほどあり、安い、安いとどんどん買っちゃって、後でいらないものばっかしと反省して、船便の梱包して、郵便局へGOGO、スペインで税金とられることを承知で送るのでした。
スペインに到着する品物は、大体が衝動買いで、到着するとガラクタばっかしで、反省なのでした。これだけ商品に囲まれて生活するといくら金があっても足りない実感で、庶民は、持ち家は、かなり意識して金をためないと、または親の家をラッキーにもGETできない限りは難しいかなとつくづく思いました。
簡単に手に入るものをいつも手に入れていたら、大きいものは、一生無理な世の中なのだと感じました。良いスマートフォンもって、ちょっと週末外食して、流行の洋服で決めたら、これは、どんだけ働いてため込んでも、日本で家を持つことは無理なのかなと実感した次第です。外国でも、キリギリスのスタイルで生活してたら同じだけども、何とか、家ぐらいはGETできるのではないかと思った次第です。渋谷駅前の例の交差点、昔は、バイトで毎日スタスタ歩いていたけど、ぶつかる前に相手がよけてくれるので、何とかパス。すごいぞー、日本。生きてるだけで、めいっぱい。ここで小金をためることができるやつがいたら、それは、どこでも生きられるぜー。自殺者年間3万人は伊達ではない。日本は良きも、悪きもすごいところだぜー。もう一度声をが鳴らして、ここで生きられればどこでも生きられるぜー、若者よ、海外雄飛復活だー。
2016年11月15日 at 3:07 AM
小野田先生
いつもブログを楽しく読ませて
いただいています。
スペインにお戻りになられたのですね。
先生が日本で感じた印象、とてもおもしろ
かったです。
先生の「若者よ、海外雄飛復活だー」を胸に、
来年1月は単身イタリアであばれてきます!
またお会い出来る日が来るよう、すごい日本でも
はげみます。
2016年11月15日 at 7:36 AM
今自分の、スタッフも時々イタリアに操体の講習に行きますが、どこの団体ですか。ひょっとしたら知ってる団体かもしれません。操体の基礎の私の本は、イタリアでイタリア語に翻訳されて売っています。ご参考までに。
2016年11月15日 at 3:45 PM
小野田先生、お返事ありがとうございます。
僕が教えに行く団体はこちらです。
http://www.holisticoterapia.eu/wp/articoli/
先生が出されている操体の本は、
「Sotai ho. Principi fondamentali」
ですか?
イタリア語を勉強しはじめたので、
先生の本が教科書になりそうです。
アマゾンイタリアで買いますね。