忖度考

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 youtubeチャンネルで忖度問題をつまんでいると、外人は、忖度の意味が理解できないというコメンテーターの発言、確かに忖度という特別な言葉は、スペイン語にはないかもしれませんが、そんな言葉に該当するようなことは、政治家に限らずスペインでもやっているよう気がします。これが素直な私の感想です。
外国には肩こりという言葉がありません、なんて日本のお医者さんがテレビでコメントしているのを見たことがありますが、肩こりの言葉は確かにありません。しかし肩こりの人は沢山います。私がスペインで生き延びているのも事務職のおじさんおばさんが、コンピューター三昧のお仕事で肩こりを訴えるからなのです。肩バンバンの人結構多いんです。ただマッサージという語感が贅沢をイメージしがちなので、ちょっと引いちゃう人がまだまだいますが、指圧もなんとなくイメージできる言葉になったし肩こり、ぎっくり腰で当分稼げそうなヨーロッパです。

 忖度問題のあの大阪のおっさん、今まで仲間と思っていた人が、蜘蛛の子を散らすように去って行きましたと証人喚問で言ってましたが、自分がかわいいしあの人との縁は、この辺でおしまいにしましょう。ちょっと遅いぐらいよ、なんてみんないなくなりました。この後、黙って耐えて、次の機会を待つか、みんなあることないことしゃべっちまえと堂々としゃべったところが、あの人らしくてむしろ、好感度上昇と感じたのは私だけでしょうか。ただ自爆覚悟の威勢の良い発言でしたので、お人好しの大阪のおっさんなのか、それともすべて計算ずくの頭の切れる人なのかは、区別がつきませんでした。
誰だって、ある程度の地位につけば、知人に軽く頼まれるとわかったと、コネを見つけて連絡して、マーよろしくの一言をかまして、一様お役御免、ハイ次の人的に、こなす人が大体と思われますがいかがでしょうか。
 ピンは町内会の相談役から、キリは一国の首相まで、その一言は、あいさつ程度のことと思うのですがいかがでしょうか。それを言ったとか言わなかったといって国的レベルで検討していること自体が餓鬼なのでした。一国の首相の奥様が動けば、だれだって、奥様がこれがいいんじゃないかと、投げかけてきたら、空気を読んで、奥様の機嫌を損ねないように気配りしちゃうのが常識でしょ。
 その辺を議論をして定義付けしちゃうと、お役人はもう動けないでしょ。やくざのドンが、なんとなく言う独り言を幹部が聞いて鉄砲玉を組織して送り込む。、ドンはなにもしてないし、何も言ってないのでした。やくざ映画で、自分は、組織の動きを十分習いました。
 組織で動くと団結があるのは、イタリアです。全く組織を組めないのがスペインです。ドイツ、イギリスは、やはり大人の国です。横からかすめてちゃっかりがオランダです。われ関せずが北欧かもしれません。スイス、これはしぶとくて、自国最優先で、マイペース型。
 気配りは、どの国にもあるもので、潤滑油であり、必要です。しかし決して全てがただではなく、ただより怖い物は、ありません。けちると後で倍返しが返ってきますのでこの辺の常識は、わきまえてくださいね。そこの何何さん。今日はここまで、それではオランダセミナーに行ってきます。

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