専門学校に行くということ。

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 専門学校に入る目的は何ですか。もちろん手に職を持つ、手に職をもって食いっぱぐれがない世界に入り込む。一匹狼で生きてゆく。お山の大将になりたいために専門職の学校に入る。こんな感じが私の時代では一般的でした。そしてたまたま入った世界が、その人にあっていれば、万々歳で、水を得た魚よろしく、のめりこんでゆく、ここら辺の先行きまで見て進路を決めることができる人は、マー何をやっても成功します。

ところが、今の若いの、専門学校を卒業してその世界のちょっと大きな会社に入ってサラリーマンになって、まあーこれでいいかと、なんとなくやってるのが多いと聞きました。そうなんだー、それじゃ勉強しないなと合点したのでした。私の世界は、もちろん地味な世界ですが、よく言われるのがこの世界、大金持ちにはなれないけど、乞食にもならない、こんな感じで揶揄されているのが私達指圧の世界です。
 何年か我慢してやっているとなんとなく患者さんがついてやっていけるのがこの業界です。ただ少なくても3年は我慢しなくちゃ患者さんはついてきません。要するに3年間は赤字でもどうにかやっていけるお金を確保しておきなさいということです。
 こんな時に、じたばたする奴はマー失敗しますね。一発で痛みを取るテクニックの講習会、2日間10万円、安すぎてもダメ高すぎてもダメ。専門学校卒業したての、お兄ちゃん、お姉ちゃん、この手がセミナー屋の餌食になるのです。治療して稼ぐより、セミナー開いて御託を並べた方がもうかります。当の私だって、ずいぶんそんな輩に投資しました。帰国しては、そんなセミナーに出て、なけなしのお金をずいぶん分捕られました。今考えるとすべて勉強です。肥やしと思えば安いものです。最終的には、指圧という柱がありましたので、ぶれなかったのが良かったのかもしれません。
 どんな世界でもやはりプロとして生き抜くには、運もあるし、その運の中で人との出会い運が良い人は、やはりラッキーなんでしょうね。同僚であったり、師匠であったり、本物がそばにいるとやはりブレが少ないので、その辺の運を呼び込めた人は、ラッキーな人といえます。
サラリーマンに縁遠い人が、専門学校に通う。そして生き抜くノウハウを勉強する。これが専門学校の強みのはずです。医学部に入って卒業した翌日から医者として食べれるなんて誰も思っていません。調理人も調理学校を出て、すぐに使えるなんて誰も思っちゃいません。ジャーなぜ専門学校に行くんだい。自分があこがれた職種が自分に合っているか見極めに行くのです。あってないと思えばすぐに我慢などせずに違う世界を見つけるべきなのです。この世界でやっていけると思ったら、好きだったら何の苦もありません。その辺の見極めがつかないから中途半端な野郎が増えるのです。中途半端な奴が業界を下方に引っ張るのです。半端な野郎が一番たちが悪いのはどこの世界でも同じです。専門学校で基本のイロハを学べれば、それでよしも一理ありといったら語弊があるのでしょうか。

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