便利なものと人は言うけれど?

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この頃、特に3,4年15歳から18歳ぐらいの成長期がストップ寸前か、終わった位のお姉ちゃん、お兄ちゃんが、当指圧クリニックの患者さんとして来ていただく数が断然増えています。一頃の指圧は、どちらかというとおじいちゃんおばあちゃんをターゲットに介護あたりとドッキングしてぼちぼちが一般的でした。

 所が、ヨーロッパの傾向として、やはり,コンピューター、スマートフォンが体に影響をもたらすのか、西洋医学の薬一辺倒の動きを、親御さんが、15,6歳から、薬付けではいくら何でも将来のある子供に良いわけないと思うんでしょうね。あの中国人か何人かわからないけど、指圧とかいう訳の分からない治療で私のダンナが腰痛の時に治してもらったんで、ひょっとしたらあの変なおじさんが助けてくれるんじゃないかと薄い期待をもって子供を指圧とかいうちょっと東洋の、そうあの辺の国の治療を受けに半信半疑で指圧を受けに訪ねて来ます。
 若者は、変に気が曲がっていないので、案外楽に、凝り固まった肩、首を楽にすることができます。
 低周波療法、針に電流を通す療法、などを駆使して理学療法士も期待に応えようと努めますが、機械によって破壊された、体は、機械で治るわけがありません。
 病気は気の病と書きます。肉体が最初に破壊されて次に精神が侵されます。筋肉の凝り固まりは、結構、普通の療法で解決するのですが、心の痛みは深く深く入り込んで誠に持って難解な病気なのです。
 感情の入り込む余地のない、コンピューター、スマートフォンは、所詮人間が作ったものです。人間が作ったものであれば、使用する人間の身体を気遣って、体に優しいものを作らなければならないのに便利という言葉を隠れ蓑に恐ろしく体に悪い、そして効率一辺倒な代物を作って私たち人間様の健康を害します。こんなことは、誰もが心の奥では、認識しているのに,ITの一流といわれる企業は悲しいかな白昼堂々と商売しているのです。
 あの有名な、従業員を仰山雇っていて、いつもテレビの宣伝に出る会社です。体に良いわけのない品物をどんどん作って、マスコミにどんどん金を流して売りまくっているのが、まさに現代の怪奇です。
 半病人の人間を世界中に増産しているのが、誰だってわかっているのに、金持ちに逆らえない、テレビ、新聞、俗にいうマスコミがスポンサー企業を批判できるわけもなく、特に子供たちがスマートフォン症候群の餌食になり、自然治癒力をすり減らして気の病(病気)に陥り,しまいには、家族崩壊につながるといったサイクルが普通になってしまったのが、まさに現代社会のひずみなのです。
 タバコが体に悪いと莫大な金を使って正義感ぶって、どこから金が出たのかジャンジャンたばこの害をうたい、キャンぺーんを張っていた、時期ががありました。肺がんが減りましたか、逆に増えているじゃないですか。適当な毒は、体を時には活発にするのです。限度の問題で自分自身責任をもって喫煙すればそれでいいのです。酒だってほどほどに飲めば薬になるのです。
 また極端に無理をした菜食主義者やマクロビオティックを実践している人ほど、顔色が悪く、ヒステリックで、そして視野が極端に狭い人、という印象はありませんか。いますよね。それと同じなんです。そこら中、夢遊病者よろしくスマートフォンを持ち歩き操作している光景、レストランで、家族と一緒の食事、子供は、タブレットの映画に夢中、大人は、当たり障りのない会話に夢中。これなんかは今は普通の光景になりましたが。はっきり言って異常な光景です。
 スマートフォンを一日中持ち歩き、孤独という大人になるためのレッスンを嫌い、年がら年中、人との接触確認を持ち続けることも実はすでに病気なんです。
指圧を家業にする私たちは、大企業の無謀を逆手にとって、患者さんの年齢が若くなった、マーケットがどんどん大きくなっていると喜んで、より一層の技を磨いていけばハッピーなのですが、あまりに首の異常、腰の異常で来院する若者の患者がふえて、その上、公式な発表として、年間3500人の自殺者を出すスペインと報じられれば、これは、業界の発展だけを喜んでいられないなと思った次第です。
 今更、何を時代の流れといえば、解決なのかもしれませんが、このままいけば、精神的にちょっと、そして見境なくすぐにキレてしまう、若者が世界中に増え続けることは明らかです。
あの長方形の小型のメカに踊らされている人間様の後遺症の治療を保証してくれと,IT企業に裁判を吹っ掛ける輩がアメリカあたりからもうそろそろ出てきてもいいかもしれませんね。確かに、時間の問題かもしれませんね。

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