汗、かいてますか。

| 0 comments

ヨーロッパ浪越指圧のメンバーが、年に一度スペインのMadridに集まります。今回の大会は、120人ほどのメンバーが集まった中規模の大会でした。12か国のメンバーが、情報交換と教え方の講習に参加したわけですが、今回は特に汗を流そうをテーマに朝から晩まで、基礎の反復を繰り返しました。

教えることと治療は、違うのですよを口酸っぱくベテラン勢が叱咤するのですが、この意味は判っていても,以外にいざとなるとできない事のようです。基礎力のないインストラクターはやはりパーフォーマンスで対処して通り越そうとします。基本を通じて奥の深さを伝えることは、どこの世界でも難しいことのようです。知っていても教えない。知らないので教えなかったとの差は、雲泥の差があります。この雲泥の差が、外人には、わかりずらいし、また知ろうともしないのが、ごくごく普通の西洋人です。
 治療で食えないから、教える、この輩が、日本だけでなく、スペインにも氾濫しています。ペテン人は、世界に沢山いますし、何をいまさらお富さんです。
 料理の世界だって同じでしょ。中国人経営の日本食レストラン、あの寿司はいただけません。また日本だってスペインの有名なレストランにて修行を、うたい文句の渋谷、原宿当たりの居酒屋。怪しい匂いがプンプンです。フラメンコを教えるカルチャークラブの先生なんかも臭そうですね。まー世の奥方の暇つぶしの人助けと思えばそれでよしですが。
 3,4年の修行でOK顔をされるとしらけますよね。マーいいかー、そのへんで、妥協して生きる奴が、ほとんどの世の中、生きるための一手段と思えば、OKです。
この私の業界も、何回となく今まで書きましたが、アメリカのカイロの学校を卒業をうたい文句のお兄さん。臨床もそこそこにアメリカを引き挙げて、えばっている似非が日本にいっぱいいますね。そんなやつらに限って、テレビに出たり、やたらと高い金の講習会を開いたりして、目立っていますが、本当はあの手の人たちは違法なのです。働けないのです。医者以外は診断もスキャンも見られないのが、日本の現実なのですから、もっと日陰者の生き方をしろっていうのが、私の個人的な意見です。
 所が日本で、コツコツと勉強してカイロをマスターした先生方に立派な人がたくさんいて、よっぽどそんなお兄ちゃんより知識があり、日本人を治療することに長けている現実があります。35年前にSOTを習いましたが、あの頃の先生方の熱心さには誠に持って頭が下がりました。外人と日本人の体の違いがめちゃくちゃありますので、アメリカの旬のテクニックを日本に持ってきてもすぐに通用するはずもなく、日本流にしていくのに何年もかかります。舶来の語感に妙に弱い日本人相手なんで甘い汁が吸えるのも事実かもしれません。
 指圧でも日本人と外人(特に西洋人)を治療するときの違いが歴然としています。偉い先生方が来て治療してもよくならないことが多いみたいです。体が違うのです。食歴が違います。そして治療をするための刺激量が異なるのです。どの手技療法でも体が異なれば治療法も異なるのが当然なんです。
 料理だって、スペインのバレンシア地方の炊き込みご飯のパエージャ、楽しみにして、さー日本人が食べるとうまくないですよ。日本のパエージャのほうが断然うまいんです。なぜって日本では日本人に合った炊き込みご飯を提供するからでしょ。この辺の兼ね合いが、面白いんですけど。それでもなんとなく続けているとかっこがついてくるもんで、みんなそれなりにやっているのが世の中というものらしいです。
 結論として言わしてもらうと、俺はこの道、何十年とえばりくさるやつがいますが、だからどうなんだが結論です。何十年やってもダメな奴はダメなんです。15年ぐらいの経験を持った治療師、この辺が一番いいみたいですね。惰性でやってるやつは、一番たちが悪いですね。ベテランは経験があり、立派そうですが、妙に力の配分を知っているのか手抜きが多いみたいですね。手の抜き方を知っているといった方がいいのかもしれません。経験がなくては話にならないし、ベテランは、妙にこじんまり収めたいし。ちょうど中間あたりが一番、脂がのっていいのかもしれません。もちろん私も含めて爺になって、情熱をもなくし、力の配分を考えてゴールを目指すことを考え出したら引退した方がいいみたいですね。同情されたら、生きる価値なし、ただただ今日を生きる、突っ張って生きる、これきゃないでしょ。ジャンジャン。

コメントを残す

Required fields are marked *.