一期一会パート1

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出版社のご好意で、日本で講習会を企画していただき、今日日本に1年半ぶりに帰国することになりました。帰国といっても2週間の滞在で、何人かにあってすぐに戻ってくる弾丸ツアーには変わりがありません。同期が定年を迎える時期に入り、昔昔の友達から、突然メールが来たりして、なんとなくあいつやってたんだと当時を振り返ることがよくある歳になりました。 今回は、3つの用事を果たすべき帰国しました。一つ目は、こちらで、本とビデオを出していただいている出版社の主催の講習会。2つ目は日本指圧専門学校の卒業式の来賓として祝辞を述べること。そして3つめは昔お世話になった先輩が、瀕死の状態ということでのお見舞い。そして96歳のお袋のために指圧を施術、今回は、盛りだくさんのイヴェントを消化すべく、成田空港に降り立ったのでした。

 昔、マドリッドの治療所で、働いていた浅香先生に迎えに来ていただき大宮までのリムジンに乗らずに済んだのでした。そして、驚きは1990年代に旦那さんの仕事の関係で、マドリッドに滞在していた岩田さんが、迎えに来てくれました。Madridに長年住んでいる関係上、駐在で3年ぐらいと短期滞在の人も、指圧を通じて知り合いになる時があります。マー浅香ちゃんは、職業上の関係で長い付き合いは当たり前ですが、駐在の人とこれまでお付き合いをしているのは本当に珍しいことです。
 マー調子のいい奴が多く,さんざん利用しておきながら、帰国をすると、手紙一つよこさない,やろうが大半です。サラリーマンがいいとか悪いとかの問題ではなく、やはり生まれと親の教育が起因するようです。
 やー小野田さん、戻ったら、これこれを送りますよ、なんて言いながら。遊びに来てくださいと、滞在時に何回ともなく言いながら、最後は、挨拶もなく帰国、もちろん手紙など来るわけもなくが多いみたいです。うちの嫁さん、気のいいもんで何回となく軽く見られたか、挙句の果てには、親切心はもうだしまいが、土着民の生活の知恵になるのでした。
 特に、これまでの経験から言うと、日本人学校の先生、調子のいい奴が多いねー。その上をいってんのが、先生方の奥さんかなー。調子のいいこと特上のスシローです。その中でも、ほんのわずかの人と私は、今でも末永くお付き合いしています。縁なんでしょうね。
大宮まで車で送ってもらい2人とお別れしたのでした。私は、気が合うと、長いお付き合いの人が多く、また長いお付き合いがあるということは、ここまでは、入り込むけど、これ以上はダメよという、ラインが大事と思って今日まで来ました。嫁さんだって所詮は、他人、やはりレスペクトのリミットを大事にするということが重要事項なのかもしれません。
 この年になると、このひと時を大事にしないと、今度いつ会えるかわかりません。一期一会の気構えで、人とお会いすることを大事にしています。大学のバイトでお世話になった上司に帰国の度に、家に訪ねるのですが、この人も癌の第4ステージということで、最後のお別れにと今回は家に訪ねました。スペインの渡航費を貯めるために、渋谷の東横でマネキンをしていた時の上司でした。どういう訳かかわいがってもらい、21,2歳からの長い付き合いなのでした。そんな人とのお別れです。お陰様で,縁がありましての今回の旅なのでした。
 

 

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