8月のマドリッドパート2

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8月の3週目あたりになるとマドリッドの朝晩は、ヒヤッとして気持ちの良い気候になります。ガラガラだった道端の車の駐車スペースも8割がた一杯で、やっと普段のマドリッドに戻りつつあります。10年前なら考えも及ばばい出来事といえば、私のクリニックと中国人経営の雑貨屋やレストランは、8月は、休みでも開けとけば、家賃ぐらいは、もうかるだろう根性で、休みなんかとんでもないモードで、店を開いていたのが、近所のオリエンタルといって寿司をメーンに商売している、オーナーが中国人のあのレストランの正面玄関に8月何日まで、バケーションで閉めますの張り紙。中国人も余裕がでてきたんだとウンウンうなずく今年の夏なのでした。俺だけ休まないのモードで、この誰もいないマドリッドが好きなんだと同じ言葉を繰り返す自分,妙にわざとらしく感じる小市民がここにいるのでした。

昔、ここの中国人に聞いたことがあるけど、中国人が金を持つとマーしまりの悪いこと、根が怠け者で、どうしたら、汗をかかずに儲けるかと考えるのだそうです。ここのバルセロナの人種と同じで、ファミリーを信じて、身内で固めて、たとえ同胞でも人使いの荒いこと,荒いこと。搾取された歴史があるのに、搾取側に回ると質が悪いみたいです。寿司関係の商いは、世界的に見て、半分以上が、中国人とみて間違いありません。初めのころは、日本人のすし職人を引っ張ってきて優遇します。助手の中国人を何人も置いて、1年ぐらい日本人の寿司職人について助手を務めます。せいぜい2年日本人は、親切で寛大だから、自分のテクニックを惜しげもなく教えちゃいます。もうこの辺で、いいと思ったオーナーは、この善良日本人寿司職人の首を切ります。そして中国人の助手が、いつの間にか、親方になって、名古屋とかわさびだとか日本人の発想外のネーミングを店につけて、日本レストランをボーンとおったてるのが、一般的傾向です。

地元の日本人は、こんなの寿司じゃやないと叫んでも、実は自分だって、回転すしぐらいしか行って無くて、行っても会社の接待が、精一杯のサラリーマンです。もともと、こちらの人、本物、食ったことがないんだから、何を出されたって,醤油をべちゃべちゃつけて、塩分に顔を腫らして、うまいうまいと鮭の握りを食って、恋人にここの寿司は、最高なんて言ってるんだから、それはそれでいいのです。中国人は中国人で、食文化を広めるなんて誰も考えてなく、やばいネタを、食中毒すれすれの衛生状態で、商ってるが現状です。今まで、生のネタを使って、問題がないのが、奇跡で、奇跡がいつ崩壊するかは、時間の問題とみている私の見立ては、結構当たると、ある筋の人達は見ているので、こうご期待です。

元々、ダイヤと金しか信じない中国人が、ここスペインで、不動産をバンバン抑えている現実を垣間見れば、スペインに、投資をしても安全と彼らは思っているのは確かなようです。香港人が、スペインの不動産を物色していると、うちのおしゃべり患者さんが言ってたけど,現に私の患者さんにベネズエラ人が結構いて、不動産を買いまくっているのは確かなことです。マラガあたりは、ソ連のマフィアが、どんどんマンション買ってるし、一見華やかなバブル時を想像しちゃう、スペインなんですが、とうのスペイン人は蚊帳の外で、その日を楽しんで未来志向なしがほとんどです。だって実際金がないもん、しかし太陽があるので、アラブの石油と同じで、何となく生きられる状態が、今でも奇跡的にスペインに現存している強みが、捨てがたいの一言なのでした。

しかし、スパインは、結構の人材が、官僚に沢山いて、政治的にも、経済的にも、少数で頑張っているのが、現状です。その結構な少数の優秀な人材が、絶対的な権限をもってやっているので、俺たちが一生懸命やっているんだから、少しぐらい汚職したっていいだろうと思って上層部が、ついついお金の誘惑に負けちゃうんですね。地位は、失ったけど、巧妙にお金を隠して、世間がのうわさが、薄れたら悠々自適の輩が結構いるのがスペインみたいです。マー、日本のマスコミと同じで、ホットな時期が過ぎたら、あとは興味なしがスペイン人の性格ですので、何とか、どうにかなってるスペインがここにあります。

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