身体に問う(イタリアでふと思ったこと)

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イタリアのローマに操体法という、体のバランスを整える治療の講習会に行ってきました。操体法といわれても聞きなれない言葉かもしれませんが、仙台の橋本敬三先生が、考案した操法で、プロの手技療法家は、名前を聞けば、アーアーと一応うなずくであろう、国試はないにしても、プロの世界では、公認された治療法の一種です。昔昔、夢多き頃、指圧学校に通いながら、週末を利用して三軒茶屋まで三浦先生のセミナーを受けるためにせっせと巣鴨のとげぬき地蔵通りにある指圧治療院でバイトをして、その雀の涙のお金を先行投資をして、覚えた身体のバランスを整える療法が操体法なのでした。

指圧の修行の傍らこの操法を勉強し続けたのですが、この理論が、私の指圧理論の根幹であり、阿是指圧は、まさに体のバランスを整えることを中心に考えられた指圧です。人間の身体はよくできていて、寿命を延ばすことは不可能ですが、寿命を全うすることは、できます。

体は、酷使しすごると(オーバーワーク)、限界が訪れたと体の奥から警告を発します。警告としてあらわすスキルは、主に痛みとか、不快感です。この痛み、不快感を、素直に受け止めて、、休息したり、早く寝たり、食事を控えたりするだけで、体は、自然治癒力の発動により元に戻るようにできているのです。体は単純に8時間の労働、8時間の睡眠、8時間の食事を含めたリラックスの時間の所有、このリズムをゲットすれば、ストレスを最小限に抑えて体のダメージを記憶させず、かつ蓄積させずにハッピーな人生を送ることができるのようにできているのです。

しかしほんの20年の間に世界が変わりました。驚くべき革新です。コンピューター、スマートフォン、そしてタブレット、あらゆる通信機器のお陰で、人間はとうに我慢の限界外での生活を強いられるようになりました。効率便利の世界を貴ぶ人間様は、人間様の代役として登場させるための文明の利器をどんどん作ったのです。人間様を楽にさせようと作った利器(奴隷)に逆に使われるようになってしまったのです。人間様は、ついていけなくなって、落ちこぼれが目立ち始めて、この落ちこぼれ群が世間にあふれ出し、悲鳴をあげたくても、怠け者といわれるのが怖くて世間の、奥に隠れだしたのです。たまに出てくると思ったら、自殺者として出てくるのでした。

食べ物も、世界の人口過多により、地球上の人間が生きるために、大量生産しなければならないとやばいので、成長ホルモン,抗生ブシツ、遺伝子組み換え、あらゆる科学を導入して食物供給をしているわけです。こんな環境を作ったおかげで、がんは増えるは,アレルギーは増えるは、新しい病気は増えるは、まさに地獄の世界に今まさに突入したのでした。。

そして環境破壊により、今まで、とは違った自然災害が世界的に増加しています。東京、千葉、埼玉、今まで、台風の大型被害などは、他人様の事と思っていた地方自治体が、このざまです。武蔵小杉,二子玉川、東急田園都市線、あの憧れの街が、被害に遭遇するなんて、これはショックですし現実味を帯びて対処しなければと感じたのは、私だけではないでしょう。

この最悪な時代に対処するにはやはり、予防医学しかない訳です。東洋医学を明治維新になり、すっぱり切って西洋医学は、すごい。完璧。東洋医学は,迷信、時代遅れ、科学的根拠なしとさんざんボロくそにしといて、このざまです。

しかし生きなくてはならないのです。

船戸さんというジャーナリストが、健康に生きぬく5つの実践をあげています。1、笑うこと2、感謝3、食べない喜び4、調息(長息)5、筋トレ。なかなか核心をついています。

それでは私たちは、何を信じて生きなくてはならないのですか。それはですねー。

自分の信じた健康法を実践することです。真向法、ラジオ体操、ヨガ,一食主義,かんぷう摩擦、何だっていいんです。信じて毎日実践。信念です。それで死んだらあきらめな。ちょっとは気が楽になったでしょ。ケセラセラです。

そんな感じで、今日も頑張ろう。

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