SOY JAPONES.

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なんとなく今年も、終わろうとしています。何やかやでスペインに滞在している方が、日本に居るよりも、長くなりました。この頃は、運転免許も滞在許可証も更新がよりスムーズになりスペインにいても何ら支障のない自分ですので、どこにいても同じと感じるようになったのは確かです。

90年代は、5年の滞在許可証が切れるころになると、提出書類を徐々に集めだします。失効日が近づくと、何日の何時に来てください、という通知が来て、マドリッドのはずれの昔陸軍の病院だったところにある。この手の書類を専門に扱う事務所に行くわけです。

ここを利用する人は、黒人、中国人、、イラン人、みんなもちろん外国人です。その人たちが、ちょっとうつむき加減に、そして足早に、事務所までの500メートル位の距離を地下鉄の駅から歩く姿は、あの螻蛄街道、そう惨敗道を歩く感じです。あの辺を警備する警察官は、下の下の人達ですので、当たる人がいないので、言葉が少々怪しい外人に向かってとげとげしく、ストレス発散のためであろう態度で、対応するのでした。そんな時、外様の哲学、怒ったら負け、怒ったら負けを念じつつ、笑顔を絶やさず、そして辛抱強く順番を待つのでした。昔は、コネの社会で、役人を知っている顔に、ちょっと価値ある紙をそで下にが常道でしたが、スペイン労働党が、政府を収めるようになっら、些細なことで職を失いたくない役人が増えたためか、コネの世界はスペインの表面上では、消えたようです。しかし汚職は、2019年現在、どこの党も逮捕された人を出していますので、汚職癖は、消えていないようです。

所で、アメリカ人は、アメリカ人専用の事務所が、マドリッド市内にあり、簡単に滞在許可証の申請,更新ができます。日本人は、みんなと同じ事務所に書類を持ち込み滞在許可証をゲットするのでした。

時は経過して、個人的に動く時代が過ぎて、弁護士に頼んで時間を節約する時代が来ました。そして今は、各居住区の役所に行き、手続きをしてはい終わりというシステムになりました。5年おきに更新してきたのですが、今考えると、あの程度の語学力で良く事をすましたなと思います 。夢中でやれば、何とかなるの確信はこの辺で作られたのかもしれません。

スぺインの医療関係は、実に寛容性があり、例えば、保険適用における医療費ゼロはもちろんのこと、外人が、スペインで、病気のために入院した場合、ともすると、ただで 本国に帰国しちゃったなんてことが結構あります。

また極端な例になりますが、イギリス人なんかわざわざスペインでオペを受け、知らん顔で帰っちゃうなんてことをよくしますので、結構この辺が、魅力の一つかもしれません。

キリストの教会が運営している病院も結構ありますし、貧国にシスターを派遣してキリスト教布教の傍ら医療施設を提供して地元密着のサービスも普通に見受けられます。また反対にスペインがまだ厳格だったころ、国内での堕胎は禁止されていましたので、イギリスへの、堕胎ツアー旅行が一頃はやった時期も確かにありました。また医療の、そして医者の技術度は、と聞かれれば、看護婦は、イギリスに行けば、引手あまただし、オペだって、、スポーツ医学にしろ、心臓のオペにしたって極めて質が高いのは確かです。結構、心の医療が生きているのが、スペインのようです。

またレスビアン、ゲイさんたちの正式婚姻も認められているのが、スペインです。世界的に有名な地域としては、マドリッドのチュエカ地区、バルセロナのシッチェスっ地区などが、この手の人達の極楽ゾーンになっています。

また閣僚が女性という割合は、世界で12位、日本は、百何位ということで、まだまだの日本が見えてきます。また治安もエタの活動が、停戦状態にありますので、過激な犯罪はごくごく稀です。若いお姉ちゃんが、結構な真夜中の時間を闊歩していますので、どこの国にも地元の人さえ行かないところは、ありますので、結論としては、危ない所は、地元の人も行かない訳で、治安は結構いいと言えそうです。

総合するとスペインは比較的、外人が住みやすい国だとは、肌で感じています。

お袋さんが、生きている間は、日本に帰国する意味もありますが、もしいなくなったら,帰国するモチベーションが消失するので、日本でくたばるよりは、マドリッドでくたばる確率の方が、高いのかなーとも思っております。

近年は、年に一回は、日本に帰ります。一か月ぐらい日本に滞在していると後半は、スペインに持ちかえるものの買い出し、旧友との本当に短い接触が大半を占めます。こちらは、休暇で来ている、旧友は、仕事の合間をぬっての貴重な時間を提供していることを毎回感謝しております。なんやかやで、あっという間に時間が過ぎていきます。確かに1か月ぐらい滞在すると、もうそろそろスペインに帰ろうという意識が出てくるのでした。

日本で生まれ育ち、日本で教育を受け、純粋日本人の意識はありますが、やはり捨てがたいスペインです。

3 Comments

  1. 今回のブログ興味深く読みました。小生も1985年4月にヴェネスエラ、ペルー、メキシコでの生活の後スペインへ戻った際、ある日の朝食の時腹部の激痛に襲われました。

    七転八倒の挙句、タクシーで赤十字病院に運ばれいろいろ検査の後、全身麻酔でその日の夕方に開腹手術。翌朝目が覚めると、へそを迂回して23針縫われていました。

    後で分かったのですが、どうやら原因はアニサキスの幼虫が胃に頭を突っ込んだことによるものでした。日本ではその辺の事情はよく知られていましたが、スペインでは無理のようでした。

    入院中ともかく費用のことが頭から離れず10日ほどで退院させてもらいましたが、なんと事務手続き費用だけで済みました。

    日本の赤十字病院と違って、スペインのそれはあくまで人々の篤志とか寄付で経営されているので、建前上入院患者に請求出来ないとも聞かされましたが……

    以上、忘れ得ないスペインでの体験でした。

  2. 村山さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。よいお年を御迎えください。

    • メール有難う。今年の日本は暖冬とかで暖かい冬です。

      世界到る所での異常気象がますます深刻となり、地球温暖化へのさらなる

      取り組みが求められています。

      Feliz Navidad y prospero Ano Nuevo !

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