コロナウイリス第2弾

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金曜日のあたふたぶりは、久しぶりに味わった緊張でした。ブラジル行きは、当然のことながら中止。イタリアのトリノにある指圧学校も閉鎖されて、スタッフは外に出られないとのメールがあり、イタリア特に北の状況は、まさにパンデミック真っ最中なのでした。スタッフの一人が、特におびえ切っています。なんと、彼の彼女は、イタリア人でミラノの出身のようです。ミラノにファミリーがいてビンビン情報が、流れてくるらしく、何と彼女のお父さんが医者ということで、結構情報は,確信性のある情報のようで、猛威を振るって暴れ回っているということでした。スペイン特にマドリッドがこんな状態になる前から彼は、彼女のお父さんが、マドリッドも同じ道をたどっているミラノと同じような状態になるのは、時間の問題だと言っていると私に耳打ちしたのでした。土曜日に、政府が、国家非常事態宣言を発しました。其の放送があったのが、3月13日の金曜日の午後でした。土曜日は、まだマドリッドの住民もなんだなんだ位しか思ってなかったと思います。

ここ数日で陽性患者が,約7000人近くになりました。特にマドリッドは、一日に1200人ほどのペースで陽性患者が増えています。来週の半ばには、この速度で計算すると10000人を超える陽性患者数になります。これに驚いたのが、現政府です。無知のなせる業で、首相の奥様が、確か先週の女子の地位向上を謳った、デモ行進で感染したとか、しないとか、他にも閣僚のおばさんが、やはり陽性と国際的にお馬鹿さんを証明しちゃったわけであります。

この政府は、国民党が、政権を降ろされて、労働党がしゃしゃり出たわけですが、連立政権の悲しさかな、共産党と手を組んで、若い髪の毛を後ろに束ねたお兄さんが、ラフな格好が、自分で似合うと思っているのかノーネクタイで閣僚に昇進、その手が、はしゃり出てもうぐちゃぐちゃ。そしてこの事態です。明日からは、薬局、最低限の食料を提供してくれるお店(スーパーマーケット、八百屋、etc),公共運送機関(メトロ、列車、飛行機、タクシー)どういう訳か,洗たく屋,髪切屋は、営業できるとのことです。

私の職種は、一様健康向上を司る仕事の欄に列記されて、税務署は、確実なカテゴリイーをつくっているのですが、厚生省のほうは、あやふやな見解で、逃げまくっているというのが、スペインの代替療法の現状です。そんなこともあり、営業は自由なのですが、さすがに、スペイン人ビビッて予約欄が、見る見るうちにキャンセル、来院すれば、痛くて来てるんだろうから、痛みとりの治療はしますけど、420万人のマドリッドの人口のうちの3000人の陽性患者がいたら、これは、ビビりますよね。

特に爺さん、ばあさんがやばい、その上心臓疾患持ちの人は、要注意といわれれば、ちょっとビビるのは当然ちんなのでした。とりあえず2週間は、学校と治療院を閉めることにしました。この商売、土方を殺すにゃ刃物はいらず、雨が1種間もふればよしの如く、患者を治療してなんぼの世界、患者さんがゼロなら一巻の終わりです。マーいつまでもつかは、運任せといったところです。今まで徳を積んできたので心配はしていませんが、スペインの無知を知り尽くしている地元の民。3年で帰る駐在日本人たちとは、経験に基づく原始感覚が違います。今回は、本当にやばいの一言です。35年のスペイン在住で、今までにない一生に一度の経験をどっぷりスペイン人と共有したいと思っています。

ここが、中国人、韓国人との違いです。彼らは、真っ先に逃げちゃうのです。てめえさえよければ、良しのヘタレなのです。私は、スペインに何十年も、お世話になったのですから、最低限のお手伝いをしようと思っています。

ただ日本人の最低限のやることはやる、みんなが、我慢するのであれば我慢はしましょうの大和心は外国では通用しません。

ただ自分さえ助かればいいというトランプさんのアメリカとは違い、結構、やる時は、一致団結のスペイン。その辺の寛大さをスペイン人に期待して乗り切るしかないみたいです。こんな時、性格が、本性が、そー隠れた本音が体の奥底から出てくるものです。みっともないと後世に語り継がれないような行動をとり続けたいと思います。

よしゃ、月曜日に突入します。

追記

土曜日一切外に出なかったので、外出、散歩したんですけど、まったくシーンとしてバスを時々見かけるんですけど、ほとんどのバス、乗客なし。今まで、ほとんど見ることがなかったマスク装着の人、ラテの手袋をして歩いている人、バーもレストランも、どこのお店もシャッターを閉めてひっそりとした日曜日。さて来週の日曜日は、どのようになっているのか、まるでハリウッドの映画の世界です。

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