SHIWASU パート2

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鬼平犯科帳の大将が、お亡くなりになりました。人間国宝の中村吉右衛門の当たり役でした。この小説は、作家池波正太郎の大ヒット作です。結構日本で、確か高校性ぐらいと思うのですが、テレビにかじりつきで見た覚えがあります。

仕掛け人梅安と並んで、いい作品だったと今でも感じています。この歌舞伎役者は、決して美男子じゃないんだけれど、何か愛着のある顔をして、うちの嫁さんんも一押しの役者さんでした。芯から易しそうで、また脇役の面々も渋い役者がそろっていて、確かに見ごたえがあった感じが今でもします

77歳が若いか、歳よりかは、知りませんが、生きぬいたんだろうと思います。毎回、食べ物のうんちくがサラッと流れて、いいねーと思わずうなずく場面が、あったのが印象的です。音楽もジプシーキングのインスピレーションが、妙に強烈で、スペイン在住の自分としては、フラメンコギィターもいいなあーとつくづく思うのでした。

この年になると、結構周りの知り合いが、ばたばたと逝っていて、俺もそんな年になったのかとつくづく思うときがあります。自分より年を取った人との付き合いが多いもんで、順番とは言いながら、一人で生を受け、一人で旅立つ、このパターンが、実感として感じる年ごろと妙に寂しいクリスマス時期と重なって、鬱気味ににならざるを得ない状況がそろったビンゴ状態なのでした。

結構うちの患者さん、この時期が嫌いな人が多いみたいです。この妙にわざとらしい年末のクリスマスのはしゃぎようは、いくらキリスト教の国とは言え、商業主義に走ったゆえのわざとらし感が、大人のおじさんおばさんには、妙にいらだつんだと思います。その上、今度は、オミクロンときたもんで、気の張ったこの時期に、気の折れそうな自分が、妙によわよわしく感じるのでした。

第6波が来たら、いくら気丈夫な人でも、折れちゃうんじゃないかと思っていた最中にオミクロンという文字が、世界中のニュースで流れて、今度こそは、折れちゃうぞーと警告を流されて、妙に心臓の鼓動が、高ぶっている自分がいるのでした。

スペインは、早々から60歳以上の国民を対象にして第3回目のワクチン接種を12月3日からスタートさせました。この辺は、日本人会や大使館からの情報で、素早くキャッチして、早速予約を入れました。この辺は、情報不足の邦人は、特にお年を召された邦人は、急にこのアプリで、予約を取れと言われてもバタバタしちゃう人がいるんじゃないかと思います。

この前、イタリアに行くために情報をえたいと思い、日本領事館にメールを入れて情報提供を乞うと、すぐに返事が来て、各機関の情報を参考に行動してくださいと返事が来ました。そんなことを聞いているんじゃないと呆れたのですが、はっきり言ってこの程度が、常識で、何しろ責任を取りたくない連中の集まりですから、余計な親切心を出して、あとで、問題が出てきて、余計なことをしてとがめられるのであれば、何もしない方がいいとの結論は、生きる知恵なんだと思われます。

これが、国会議員の息子さんや、お偉いさんの知り合いが、情報提供をお願いしたらコロッと態度が変わるんだけれども、これもお役所仕事と割り切れば、いいことで、誰だって、保身があるので、許してやるしかないでしょ。他の国の領事館、ビザの申請で、ひところ使ったけど、結構親切だったのを覚えています。

日本人の人を見比べて態度に現わすという行為、外人といえば,白人。白人には、妙に弱く、お隣の国々の同胞には、不親切、この発想は、どこから来るのでしょうか。日本人は、誇れる人種なんですが、この辺は、どうも今一のようです。こんな感じで、今年も終わるんだと思います。

38年間買い続けている年末の宝くじ、この辺で一発、花火の如しバンといってもいいんじゃないかいと思うんだけれども、いまだに兆候なし。

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