スペインのお宅は、みんな優しいぞーの巻

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9月に入るとめっきり涼しくなるマドリッド、朝方は本当に肌寒く感じます。もう一度、暑い日が、来るとの予想ですが、10月にちょっと暑い日が何日か続いてあとは、12月のクリスマスを待つのみとなります。すっかりマスクで出歩く人が減少して、マスク使用で街を闊歩する、輩はご老人か、東洋人ばかりとなりました。特に日本人は、必ずマスク症候群です。私などは、基礎疾患、特に心臓がウイークポイントなので、マスクは、必ず着用のおじさんなのでした。

この前の帰国の際、全日空は、機内のマスク着用は、常識といった空気でしたが、ベルギィーからマドリッドまでの乗り次便は、スペイン人の農協まがいの団体さんが大半を占め、どんちゃんどんちゃん、マスクなんか何それの、雰囲気で、日本人が何人かちらほらいましたが、皆下を向いて、早くつかないかとやきもきしながら、飛行機に搭乗していました。

こんな雰囲気が、ヨーロッパの状況ですが、知り合いの医者が言うには、ご年配の方は、重症化もあり得ます、そして後遺症も随分報告されていますので、できるなら罹患は、避けるに越したことがないとの、あきらめ半分のこそこそ話でした。

情報が乏しいのは、スペインだけではなく、ヨーロッパ全体の傾向で、やはり観光客頼りのヨーロッパの国々は、難しい立場なのかもしれません。

幸い当治療院、学校は、コビの罹患率が、めちゃめちゃ低く、各スタッフが、仕事場以外においても,注意を継続しているプロの集団なのだとの意識は、人一倍あるからか全員今の所セーフです。

3回目の予防接種が、継続実行されて、4回目の予防接種がお年寄りで施設での生活を余儀なくされている国民と医療関係者を対象に始まりました。もういいだろうと言って、4回目拒否の人もいるようですが、フランス人やドイツ人と異なり、意外とお上の言うことを信じる輩が多いのか、結構混乱もなく実行されているようです。

先週の土曜日と日曜日にジャパンウイークエンドDAYがIFFEMA(イフェマ)というマドリッドの郊外にある大催事場で、開催されました。つい先日オータンの会合が、開催されたところです。今まで、この催しは、漫画お宅の人達が、年に一回全スペインからお弁当を持って集まり、会場内を漫画のコスチュームで、闊歩してストレスを解消をする(おじさんはそう解釈しました。)催しと解釈していました。


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これに西班牙の日本人会が乗っかり3年コビのために開催できなかった、日本人会恒例の盆踊りを復活させイベントを盛り上げました。その周りにブースを創設してガラガラの盆踊り会場を少しは、化粧しようということで、当指圧學校が座位指圧で、観客を満足させようという、これも宣伝になればということで、乗っかり、旧生徒さんを集めて指圧ファンの観客を10分5ユーロで奉仕しました。

お宅の皆様も、肩凝りで悩んでいるようで、朝の10時から夕方の盆踊りが始まる夕方の5時まで2日間合計 200人弱を施術しました。指圧がここまで、知れ渡った道のりは、私が、指圧オタクであったこの一言で、衣装をまとって、会場内で、写真を撮ったり撮られたりして、楽しんでいる,ヒーローたちの姿の本性が、良く見えて、楽しめ楽しめのエールを、漫画お宅に送る自分がいたのを見たのでした。お宅の気持ちは、お宅じゃないとわからないが、私の結論です。

漫画のヒーローになりきった人たちに、お願いして何枚も写真を撮らせていただきましたが、みんなよい顔をしていたのが印象的でした。この日のために衣装を自分で制作したんだと言っていたお宅の顔が、妙に輝いていたのが印象的でした。こんな楽しみ方があるんだと大変勉強になりました。

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盆踊りのやぐらの周りにブースがあり、そこには、日本の企業の集まりの団体、日本の文化を伝える日本政府の外郭団体などがパンフを置いて陣取っていましたが、私どもは、朝から晩まで、直接スペイン人の身体を指圧をして、文化交流の日々を送っいています。このイベントも然りです。この辺の温度差は、いつでも土着の私たちと企業の命令でいる3年4年の腰掛サラリーマンとに生じます。

今回特に滑稽だったのは、日本のスペイン大使が、イベント会場に初日に来たのですが、この時間帯には、日本企業のトップが、うじゃじゃいたのに、大使も忙しいのでしょう、一時間ぐらいいて、お帰りになりました、そのとたんにあれだけいた、日本企業のおえら方も蜘蛛の子を散らす勢いで、帰還です。

この程度の輩が日本を背をっている意識だけはあるんだから大笑いです。地元で、コツコツと日本の文化を継承している人たちが、日の目を見ないとしたら寂しいことです。

政府の外郭団体がピンとはずれの日本文化を宣伝したり、歌舞伎(歌舞伎が悪いんではなく、もっと地に着いた日本の文化の普及)を呼んだり、思わず笑っちゃうフラメンコの日本の大先生を呼んだり、マー、ピント外れもいいことを、平気でやる輩が,任期満了して、いつの間にかいなくなりまた同じ輩が、赴任したりの繰り返し、こんな腰かけサラリーマンが多いことは嘆かわしいばかリで、はっきり言って恥でしょう。

スペインに興味がないけど会社の命令でなんとなくいますは、一向にかまいません。しかしこのスペインお宅のためのイベントが、なんでこんなに人気があるのかを、観察しなくちゃ、そしてもっと下からスペインの庶民の動きを観なくちゃ、ビジネスチャンスは、生まれてこないでしょうに。

昔の駐在員に比べると今の駐在員は小粒、これはまぎれもない事実です。スマフォ片手に、日本に目線を向けてばかりで、スペインに溶け込もうともしない、典型的な日本のサラリーマンが多く目立つことは、誠に寂しいことです。しかし爺が、嘆けば、ぐちになります。海外雄飛という熟語が死語になった今、ただただ寛容に笑い飛ばすしかないようです。

One Comment

  1. 小野田さんの気持ちはよく分かります。しかし和太鼓同好会とは、スペイン人を見直しました。ここまで、日本文化を深く理解出来るようになったのですね、いつの間にか。

    今回の安倍元首相のまやかしの国葬騒ぎで、久しぶりに日本民族のかっての失われたパワーを目にできました。ヘルメット姿の中核派の出現に、遠い昔に目にしたシーンを彷彿とさせられました。

    10分5ユーロで200人ですか素晴らしい、小野田さんも益々指圧の海外での普及に励まれることでしょう。

    お元気で。

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