昨日のマドリッドは、日曜日なのに賃貸家賃の高騰と、不動産の高騰を不満として、ダウンタウンを中心とした幹線道路が、デモ行進のために、かなりの渋滞がありました。結構この手の不満が、庶民の間では高まっています。確かにマドリッドの市内でアパートを借りるとなると給料の半分まではいかないでしょうが、かなりの金額負担を余儀なくされます。共稼ぎの夫婦が大半を占めるのもこれまたスペイン事情が、確かにあるようです。
スペインは、中国人が、不動産を所有する確率が高い国です。中国人は、金やダイヤといった持ち運びが簡単な財産を好みますが、不動産を所有するという事は、国が安定している証拠とも言えます。いつ何時政府が、雲隠れの国であれば、中国人は投資をしません。この辺は、中国人の動きを見るとよくわかります。ただ中国人が、目立ち始める街は、要注意です。不動産の価値が下がります。そこにいた裕福なスペイン人は、中国人が目立ち始めると姿を消します。
コンビニみたいな何でも売ってる店、爪を装飾するサロン、中国レストラン、この辺が必ず最初に進出してきます。どちらかというと店の売り上げで、勝負するというのではなく、不動産を買いたいがための投資と言えます。今羽振りがいい、人種は、ベネズエラ人とメキシコ人と中国人です。スペインの投資価値のある物件を探しまわっては現金で買いまくっています。スペインは、国籍が他国でも金さえあれば、買える法律です。一頃、ソ連が落ち着いている頃、ロシアのマフィアが、南のアンダルシア地方の海岸沿いを買いまくっていた時代がありました。スペインがやばいなんて時代もありましたが、太っ腹で、危機が、目の前に車で、私腹を肥やすのが、時代を,そう歴史を紐どけばわかります。
日本の4倍の土地面積がありますので、太っ腹も当然かもしれません。
90年代のいい時代は、確かにこんなアジアの人間にも惜しげもなく銀行がお金を融通してくれたので、考えられないお金を無心して、ローンを組んだのを懐かしく思っています。
マドリッドの北は、どちらかというと新しい建物が、どんどん立っていた時代があったので、確かに投資としては、マドリッドの北が、相変わらずいい値段をキープしています。日本円が1,2倍の時代から、1,6倍の時代になりこの辺を行ったり来たりしているので、築50年ぐらいの建物でも(120平米4LDK)日本円で1億円はざらの状況が続いています。昔はそれでも銀行が貸してくれた時代がありました。しかし今の若者は、ひところの日本の若者のように、あきらめムードが漂っているのも事実です。地震がないので、マンションの値段が、何年たってもリフォームという習慣があるため古い建物でも、場所優先の値段の設定です。100年たっている建物でも木造と違い、内装にお金をかければ、場ばさえ良ければ、結構高い値段を維持しているのが現状です。また古い建物は、頑丈で,天井が高く、これはこれで価値があります。何しろ場所優先で取引されています。それに駐車場が、そばにあったり、地下にあれば、これはこれで、値段が吊り上がります。金持ちは、不動産投資が、ヨーロッパの投資先のようです。それと太陽の魅力は、北欧のヨーロッパ人には、たまらないようです。
移民問題はどの国も同じで、衣食足りて礼節を知るの例え通り、貧困から移民の人達はスタートしますので、食うために何でもやるような不法移民の人達も見受けられます。スペインは、政府が左寄りですので、怠け者と本当に困っている人の区別があいまいですので、やはり不満を言う自国民も確かに存在します。どの辺が落としどころかの判断が、難しいようです。ただ言えることは、ドイツ然り、北欧の福祉国然り、フランス、オランダ然り、すべて失敗政策をしています。外人に超弱い、もはや、失敗が目に見えている日本は、鎖国がよろしいと、思いますがどうでしょうか。緊張の2025年の2月です。ケ セ ラ セ ラでもいいかなー。
追記
スペインの首相であるサンチェスさん、だいぶ、いい思いをさせられたのか、大の中国ファンです。スペイン唯一の百貨店であるコルトイングレス、中国人に大分儲けさせていただいているのか、漢字で旧正月の祝辞なんかを大々的に建物の表面に掲げて、ごますりモード。また中国人が店をオープンすると2年でオーナーが変わります。2年間は、ある税金が、免除される法律がスペインには、あるみたいです。2年ごとにオーナーを名前だけでも変えれば、永遠に税金免除でHAPPY HAPPY です。
店前は、段ボールで、ゴミだらけ、それでも、スペインに金が入れば、いいかーなんて考えていると穴の毛まで抜かれて、CHIBETOみたくなっちゃうぞー。脇が甘いのは、スペインも日本と五十歩百歩みたいです。
緊張のヨーロッパ
2025年2月10日 | 0 comments