8月10日土曜日、マドリッドは、誠に閑散として、日中は、からっとした40度近い気温のスペインですが、誠に持って湿度がないので、すがすがしいの言葉が、フィットするマドリッドです。一頃、スペインのお勤め人、夏休みを一か月とる人が大半でしたので、夏のマドリッドは、閑散が常識でした。所がスペイン人もピレネーを越えるとアフリカの考え方をとっくに卒業して,夏半分、クリスマス時期の休暇、半分という休暇の取り方が主流を占めるようになり、マドリッドの夏の商売も、成り立つようになりました。
ダウンタウンは、相変わらず、外国からの旅行者でにぎわっていますが、地元民が住むMADRIDの北に位置する場所は、誠に持って木陰でのんびり、うたたねなどを楽しんでいる、貧乏人がエンジョイしています。
面白いもので、腰痛で、腰を曲げて、のたうち回っているうちに来院する患者さんも、それでは、来週と促すと、明日から、バケーションですといけシャーシャーと答えます。痛みも苦しさも、休暇は別腹のようで、夏休みをエンジョイする姿は、やはり、日本人とは、まったく違った頭を持っているようです。
結構6月にローンを組んで、旅行を計画して、10月にアップアップしているスペイン人は、そうです。この人たちが、伝統を受け継いだマドリッド人、宵越しの金は持たないキリギリスさんなのでした。キリギリスなんだけど、スペインの底力は、休みも取るし、外食もする、旅行もエンジョイという輩が結構います。一生働かないでもなんとかなる人が、結構いるという事実がスペインにはあります。まだまだ伯爵や貴族の称号が、現に存在するスペインは、誠にもって底力があります。代々受け継いだ財があるからなのでしょう。それと相続税が、ほとんどないという事実も後押ししているのかもしれません。
日本で騒いでいる例えば外国人が、不動産をゲットするという危機感は、確かにこのスペインでもあります。マドリッドの高級住宅街のマンションは、中国人、ベネズエラ人、メキシコ人に買いまくられて、確かに日本でいう民泊が好き勝手にやられているし、アンダルシアという海岸沿いのビユーのいい所は、ロシアのマフィアや北欧の小金持ちが、買いまくっているし、商売にしてもよくわからない中国人が実は、店には出てこないけどオーナーだったリ,お金オンリーは、世界中どこに行っても同じかもしれません。
ここの首相も、中国と妙に仲が良く、コロナの頃、中国製のマスクの商売を家族がやって、バカバカ儲けたという噂もまんざら嘘でもないみたいです。全体的に今の政府は労働党なんだけれども、賄賂は、日常茶飯事だし、かといって、右の国民党にリーダーはいるかというとそれも疑問だし誠に混とんとしている事実は確かにあります。
ヨーロッパのどの国も移民問題で、アップアップは、事実のようです。ただヨーロッパは大陸です。日本のような吹き溜まりではありません。日本は単一民族で、日本中どこに行っても日本語が通用します。ここが利点でもあり欠点でもあります。日本人の外人という言葉は、主に白人を指しています。アジア人も外人ですが、特に韓国人、中国人も外人なんですが、ちょっとニュアンスが違うのは、40歳以上の純の日本人なら理解できると思います。ヨーロッパで移民問題は、失敗しました。確実に失敗です。今侃々諤々の日本は、難しい時期にあります。こんなこともあり、国籍純日本のおじさんが、今まで懐の深いスペインに満悦してきたんだけど、果たしてどこで朽ちようかと、閑散としたマドリッドで、ボケっとしながら試考中なのでした。
朝夕の涼しさに今更ながらマドリッドに乾杯。
マドリッドは涼しいぞーの巻
2025年8月11日 | 0 comments