残り4か月で2025年の終わり

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とうとう9月になりました。マドリッドは、誠にもってガラガラで、海行ったり,山行ったりみんな楽しんでいるようですが、海も山も人でいっぱい、ホテルは高いし、サービスが今一、この辺が相場ですので、マドリッドでダラダラしていたのが、正解かもしれません。乞食さんも、失業者も8月はバカンスなのです。一斉にスーパーマーケットの入り口で、おもらいしていたルーマニアの栄養たっぷりな体のおばさんも、一か月見かけませんでした。皆バカンスなのです。
 それでも、週一回指圧を受けに来る図書館で働くアナさんが言うには、国、自治体で、働く公務員になるために、国家レベル、自治体レベルの公務員試験が、10月にあります。この試験にパスするために、勉強する若者が、図書館にべったりで必死に勉強しているとのことです。
 政権がどちらかというと左寄りの労働党ですので、公務員は、やはりおいしい職業で、その手の試験に合格して、安定路線を求める、若者は、夢があるとか、夢がないとかガタガタいう前に、とりあえず食っていかなければ、ならないので、勉強で解決できるのであれば人生最初の壁を、逃げないでどう対処するかは、最初の試練という事で、いいんじゃないですか。日本の大学受験、猫も杓子も駅弁大学に一時避難して社会に出るのと訳が違うので、やはり大学は、こちらでは、まだ価値があるので、やるやつは、やっぱり勉強しています。
国立や自治大学が幅を利かしていますので、日本とは、ちょっと違いますね。偏差値の勝負ですので、誰も大学の名前で、大学を選びません。これはヨーロッパの大体の国々の常識かもしれません。すなわち学部のレベルで選びます。何をやりたいか、何を学びたいかで、大学を選びます。
 はっきりって、入るのも難しいけど、それ以上に出るのも難しいのがヨーロッパの大学です。ボンボン落とします。ただ出れば、勿論それからも勉強ですが、結構将来が見えてきます。
 勿論近年私立の大学も増えてきましたが、やはり私立の大学は、お馬鹿さんや俗に言われるボンボンが通う大学という認識がまだあります。ただレベルとは別に、就職は、私立の方が沢山あり、また大学と通じているのか結構名の通った会社に就職しているのも事実です。
 またコネで、会社に入れますかと聞かれたら、6割がコネでしょうと言われるぐらい親族経営が多いのも事実です。南米の国を例にとるとパナマなどは16の親族のグループが、パナマ国を支配していると言われるように南米を見れば、その国々を植民地にしていたのが、スペインですから、今では、目には見えませんが、コネの文化、血のつながりを貴ぶ風習は、まだまだスペインには存在しています。
 今は、労働党の支配にありますが、民衆党などは、まだまだ貴族社会が、落ちぶれたとはいえ、存在していますので、その辺のつながりや、何かわけのわからない結社というか、組織がうごめいているのも確かです。確かオップスデーとかいう、やたらに家族の人数が多い(避妊禁止)家族などが、うごめいているのも確かです。都市伝説とか、いうんでしょうか。
 近年は、薄れてきましたが、ホワイトカラー、ブルーカラーの違いは、お金がもうかるとかもうからないは別にして、まだまだヨーロッパでは存在しています。
 このカラーには、もう一つありました。一頃、スペインには、徴兵制がありました。徴兵制廃止から大分年月が経ちましたが、ウクライナ、ソ連の戦争が長引き、緊張の中、徴兵制の復活が、浮上している事実がヨーロッパにあります。一頃の平和が軍人さんを必要としなくなりましたが、一昔前は、ホワイト、ブルー、カーキ色の3色があったのがヨーロッパなのです。この辺を語りだすときりがないのですが、今のヨーロッパは、youtubeで流れる石破政権のやばさと何ら変わらない緊張が流れているのも事実です。スペインの異常な山火事が、連鎖して、経済や平和等のバランスを崩さねばいいんだけれども、2025年の最終章は、こうして始まったのでした。

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