労働許可証パート 2 

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私は日本で育ち日本で教育を受けてこちらに来て生活しています。すなわちスペインにいてもどこにいても頭の中は日本人です。その頭はいつも日本の生活の便利さをスゲースゲーと合点しています。日本のこれでもか、これでもかの品揃え、気持ち悪い程のお客様は神様、外国にいると妙に良いところだけがイメージされます。

 ただ出来上がった世界が日本ですので若者が可能性を見つけてドカンと一発成功といったやりがいのある道はかなり閉ざされています。日本は色々な面でかなり前を進んでいますので、日本の日常生活にひしめく便利なものや食文化などを日本で学んでこちらに持って来れば必ず食うぐらいの生活の安定は得られるはずです。日本食ブームのヨーロッパですので、板前さんやすし職人さんなどは、怪しいすし職人さんがおむすびの上にサーモンのぶつ切りをのせて、ハイ一丁上がりなんてこちらでやってますから、修行した若者や、後進の指導に定年された板前さんが日本のカルチャーを引っさげてきていただいたら本当の文化交流になるはずです。

 日本にいても、見たことないような踊りの団体や太鼓叩くグループが来日して日本の何とか財団バックアップなんてやってますが、一見さんの催しじゃ文化交流として屁のツッパリにもなら無いということがわかってないんですね。日本で有名らしい某フラメンコ団体が来て短い腕を挙げて盆踊りよろしく踊ったのには、笑いを通り越して思わずうなだれましたね。

そんな妙に政治臭のする文化団体の講演より、地道にこちらで」折り紙を教えている人や、こちらの大学で日本語を教えている日本人、空手を何十年と教えている先生、日本にも負けないおいしい豆腐を提供している人、また家電、車、建築、と動き回る日本の大会社のおじさんたちが日本臭を強烈に流しつつ日本の文化を伝えているわけです。ここに隠されたキーポイント(何が言いたかったかということ)は、地元国民の職業を奪わない職種。地元国民ができる仕事とダブったら労働許可証を外人には許可しませんよということです。

 それともっと大事なことは、ただ何となくこの地で生活したいという夢みたいなガキの御託ではなく、目的意識があっての海外雄飛が一番大事だと思います。目的意識がなければ日本だろうがどこだろうが同じです。

それでは、労働許可証獲得の最短のコースは。それは現地の会社に雇ってもらうことです。個人の会社を設立して独自に労働許可書を獲得することは経済的に不可能と思われます。ただ現地の会社は、求人を出す時に条件として労働許可証が取得ずみの人とありますので、ここではねられちゃいます。

さあーどうする。

       この辺でまた明日。

 

 

 

 

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