私の場合は、初めから個人営業の労働許可証を申請してツキ男の本領発揮で、約3か月で労働許可証をGETしましたが、今は個人の労働許可証ですと持ち金として1000万円ぐらいを提示して一定期間凍結されますので金がないとGIVE UP です。1000万円あったら他のことしますよね。個人が、だめならとりあえず、人が経営している所を就職に考えますよね。しかし地場の小規模の会社は、たとえ日本からぜひ頑張りますのでと有望な新人が応募してきても大体は無視ですね。何故無視なのか。
それは今まで何回となく弁護士を使って高い金払ってやっと労働許可証をGET してやっても、2年も頑張れずに下手すると1年で恋しい日本に帰ってしまう輩がそんな原因を作ったのかしれません。根性なしを通り越してフニャフニャに笑っちゃいます。また理由がとっぽくて、例えば、おやじおふくろも年をとってきたので面倒を見たいから(一年や二年でそんなこと言うな)。またもう一度何々の勉強をしたいから、笑っちゃうでまかせ理由で言われちゃ、さめちゃいますよね。
ただ滞在先がどうしても合わない場合もあります。またスペインのようにAMIGO(友達)AMIGOと会話の中で連発する割には家族で固まる人種ですので友達が作りにくいという理由もあるかもしれません。南米のような国ですと本当の友達を作るということはともかくとして、もっと入り込めますよね。スペイン人も所詮は白人なんです。東洋人を友達に持とうなんて地方からの人たちなら別ですが地元に家族を持つ人たちは、必要ないですもの実際。恋しければ帰れえれば良し、それも人生ですよね。こんな奴に限って日本に帰るとほざくんです。
もう一つの理由は、1年ぐらいで辞めてほかの同種の職業に金がいいからと移動する恩知らずがうじゃうじゃいることです。イギリスの場合は労働許可証を取得してもらった会社を辞めると自動的に労働許可証も無効になりますが、スペインも含めてEUのほとんどの国は一度GETすると労働者のものになってしまうのです。利用された会社はもう信用しません。私の知り合いの日本レストランのオーナーは気の良い人で何人だまされたでしょう。私の治療院も、通算すると10人ぐらいの日本人を正式に雇って働いてもらいましたが、義理と恩の重さを分かち合った治療師は2,3人ですね。嫁さんの書類までそろえてやったのに御託並べて一年半で辞めてマドリッドで治療院開いて音沙汰のない輩も何人かいますね。そんな奴に限ってのれん分けしてもらいましたなんてほざいていたりして。
こんな訳で、私の治療院にたびたびメールにて就職希望の先生が就職できないかと打診してきますが一切断っております。一人前にするのにうちは5年の修行が必要です。無理ですよね。プロになるためには最低5年は必要でしょう。学校出たばかりのひよっこを働かしてお金儲けちゃ、本人もオーナーも気の毒です。
ということでスペインで指圧師として働くことは可能性が低いですね。もっともやる気があれば必ず開ける玉手箱もあることはあるけどね。