スペインはサッカーが盛んで熱狂的なファンが毎日のように口に泡を飛ばしてああでもないこうでもない。これはどこの国でも同じなんでしょうね。サッカーは嫌いでもないが、かといって好きでもなんでもない。はっきり言って興奮対象にない部類のものです。私の治療所は、レアルマドリッドのスタジアムまで歩いて10分の距離なのですが、サッカー場に足を運んだことがありません。
どこがいけませんかといわれたら、当たってもいないのに一人で倒れてうーうー言っている選手が多すぎること。役者やのーと思わず苦笑いです。ただこの前レアルのポルトガル人のロナルド選手が腰痛で苦しんでいる原因が腹筋が板チョコなんですが、板チョコ過ぎて背筋とのバランスが取れずに腰痛だというコメントが妙に面白かったです。
レアルマドリッドがまだまだ有名じゃなくスポーツドクターの利権がまだ薄かった時に、プロの選手をよく指圧したときがありました。肉を食べることが、スタミナの源と思っている彼らに、エチオピアのマラソン選手のアジスアベベはごまがスタミナ源だったんだと片言のスペイン語で納得させるべき妙に力んだのが、25年前のことです。
一流と言われる、言われた選手は、やはり柔軟性に富んでいましたね。柔軟性に富んでいれば怪我が少ないですからね。硬い人は、一流にはなれませんね。体が硬い人は思考まで硬いのです。柔軟な体があって柔軟な頭が生まれるのです。それと足の親指が大きく発達している人は、踏ん張りがきくのかよい選手が多いですね。足の親指の踏ん張りが弱いと膝が内側にむかずに膝にストレスをためやすく膝を痛めます。膝を痛めるのは一流選手の宿命なのかもしれません。
こちらのサッカーチームは監督があって選手がいるといった感じで、監督の絶対君主です。個性が強い分、選手がその監督に認められなかったら悲惨ですね。飼い殺しです。金をもらっても試合に出られなかったらどうなのかな。指導者(監督)が指導をして強くするこれも一理ありますが。チームがその監督の意見を理解する選手を引っ張ってきてチームを編成して強いチームを作るということが今やられているみたいです。人を育ててチーム作りは日本独自のもので、出来上がった選手を金払って引っ張ってきてチームを作るがヨーロッパのやり方です。指導法の根本的な違いがここにあります。この辺が、日本の会社の経営方法の違いにつながるわけです。ドライがいいかウエットがいいかは、私にはまだ答えられません。