ジングルベルに思ったこと。

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12月も半ば、そろそろジングルベルのああでもないこうでもないが佳境に入ります。スペイン人はこの時期を嫌う人がいます。妙にさみしいんだそうです。普段でも閑散としたヨーロッパの冬。この時期は、確かにさみしい時期かもしれません。一見スペイン人は陽気のハッピーハッピーを想像しがちですが、精神的な悩み、不眠症等の疾患はヨーロッパ一の国なのです。一見陽気、実は暗い、家族しか信じない。こんなタイプが意外と多いのです。新興宗教の団体が一番多いのも実はスペインなのです。だからなんなんだと言われても困りますが。

日本は忘年会、クリスマス、特にデパートは歳末最前線ですね。学生の頃、冬は寒いので温いデパートでバイト、これが4年間の習慣でした。特に渋谷の東急東横店を根城に6時閉店が歳末で、少々時間延長でしたが、デパートが閉まった後、何をしようかと妙にうきうきしていたのを懐かしく思います。今でもその時の上司と親交があり帰国するたびに家に立ち寄っては、短い再開を楽しんでいます。その上司といつもつるんでいましたね。今もあるかは知りませんが、東急本店に行く道のりのちょっとそれたパチンコ屋脇の迷路に、亀八というお寿司屋さんがあり、そこでいつもの注文で一時間ぐらいつまんで、そこでお別れが日課でした。それ以降はお互いどこに行くのか何をするのか一切干渉なし。次の朝、ハイ朝礼、いつもの上司とアルバイトの関係。我儘同士の妙にいい感じの付き合いでしたね。

婚礼家具の歩合制でしのぎを削ったり、日曜大工で水周りのケアーをおばさん相手に得々とがなり立てたり、今思うとおもわず赤面の青春まっただ中だったのです。そのころ頭の下げ方をお客様や責任者に習った時期だったんですね。。誰もが通る道、生意気街道まっしぐらの若気の至りの時期でしたからバイトで味わうほんのちょっと垣間見る世間が勉強だったんでしょうね。ちなみに最初のバイトは高校生の2年生冬休み、クリスマスはこれっきゃなかった、あの時期はやったデコレーションアイスケーキの製造でした。バイトで明け暮れた青春だったのかな。そのバイトで稼いだお金は、何に使ったか。バイトのお金はすべて旅費でしたね。どういうわけかガールフレンドより旅行でしたね。一人ふらふらが好きでよく動いてましたね。この放浪人がスペインを選んだ理由は何だったんでしょう。なんでスペインとよく聞かれるのですが、今迄まともに答えたためしがありません。

いつもクリスマスになると闘牛場の脇の広場にサーカスが来ます。サーカスののテント見ると確かに物寂しさを感じます。焼き栗売りの親父もスタンバイ。クリスマスの特別宝くじも買ったし。衛星中継で8時間遅れの紅白も見ちゃうし、素直に楽しんじゃおう。  

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