クリスマスからお正月にかけて、日本から旅行者がわんさと来たみたいです。うちのスタッフの鈴木先生のお友達が日本からきて、BALSA(バルセロナ)、REAL MADRID(マドリッド)、RAYO VALLECANO(マドリッド)の3試合を弾丸ツアーで観戦だそうです。昨年もそのお友達来てたみたいです。目的があっていいよな、でも鈴木先生、サッカー好きだったのかなー。たまにはいいかー。なんてたまの休みを持てあます、おじさんがここにいます。
この時期は、ルーマニアあたりの怪しい軍団も、かきいれどきなのです。月一回の領事部からの日本人会への報告で毎月、すり、ひったくりの被害報告が10何件ありますので、この時期は倍でしょうね。報告によるとひったくりは、被害者曰く、気が付かないうちにやられているのだそうです。地下鉄に乗って、本人は気が付かつないうちにやられていると思っているのですが、他人が視れば、はいどうぞやってくださいの隙だらけでしょ。財布は後ろポケット、カメラぶら下げ、背中に荷物じゃ。鴨葱でしょ。この辺のギャップが悲しいかなNIPPONです。
有名ブランドの店でお買い物、すぐに散ればいのに店の前でおしゃべり、舞い上がっている君はもう狙われている。たまの買い物、高いの買ったら普通の人は、車かタクシーで一目散に帰宅(ホテル)、常識でしょ。高いの買っててなんで地下鉄を利用するの、こちらで地下鉄を利用する人は、有名ブランドは買わないの。持たないの。持ってもせいぜいCH,ZARAどまりなの。
ホテルのカウンターで受け付けと話している最中に紛失。なくなってあたふたしてももう遅いのです。ホテルの受付嬢、ボーイ、関係者全部がだれがやったか知っていますよ。知ってても言いません。何故言わないのですか。関わりたくないのです。この盗人が捕まっても何日かで留置所から出てきます。この程度の犯罪、警察の人も歯牙にもかけません。日本の警察の素晴らしさを今更誇りに思ってもスペイン、イタリアはほんとに不甲斐ないのです。盗人は、ちくった善良な市民に復讐を企てるのです。この辺は、大げさではなく、80パーセントが真実です。20パーセントは嘘っぱちなんですが。
いつものバーのルーマニア人のボーイがとっておきの話だと言ってこんなことを話してくれました。怪しい軍団の中に若いお姉ちゃんが何人かいてそのおねえちゃんの手の親指が無いんだそうです。子供の頃、すり専門のプロ育成の大鉈。親指を切っちゃうんだそうです。4本指の方がポケットに手を入れやすいんだそうです。そんなお姉ちゃんは、結構稼ぐのでその家族の長はもう何にも仕事をしないんだそうです。実際にみたことがないので真意の程はミステリーですが、あり得ますね。
実際、正月前後の大使館の領事部は、、パスポートを紛失した日本人でごちゃごちゃ。とんだスペイン旅行でもうスペインなんか絶対来ないと鼻息荒く、帰路の飛行機に乗り込む人がきっといます。懲りないでまた来てください。安全と水がタダなのは日本だけなのです。