プレゼント番外編

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スペインにいると言うことで、友達の友達が来ます。親戚の知り合いがきます。まったく会ったことがない様な人をアテンドしなければならないことがよくあります。私は忙しいと言うことで、息子を飛行場まで迎えに行かせるときもあります。最低限のことは、やることを心がけています。
 そんな時に、大体の人はお土産を持参してきます。一流デパートの例の包み紙の山本山海苔セット、何とか屋のおせんべい。この手を御持参の人は、親からそうしろと言われたのかまあー、一般常識をわきまえた人で一安心です。成田空港で思い出したように買った、1200円ぐらいのおまんじゅうセットや真空パックの長期持つお菓子などをお土産に持って来るような人は、抜け目のない人。全く忘れてスペインのデパートや到着後に飛行場内であわてて買って来る人は、ちょっとふざけたおなめになった御人です。一番清々しているのは何も持ってこない無い輩です。
この辺のランクは、受け入れ側は、必ずするから気を付けた方がいいみたいですよ。お土産はもらえばだれでもうれしいのです。しかしこの手に慣れた我々はお土産の種類で相手の気持ちがわかるのです。これは値段の問題ではないのです。
 例えば、手作りのものを趣味で作っているこの品物を持参する、これ喜びますよね。週刊誌、活字に飢えている人は喜びますよね。寒いでしょ今、ホカホカ回路持ってきました。実に年寄りにはOKです。メールで事前にスーツケースガラガラです。何か必要なものがあったら言って下さい。GOODです。こんなこと常識でしょ。見も知らずの人を動かすんだから。
どこかに連れて行くと、
 例えば、美術館、入場料、誰が出すの。あなたでしょ。大体のボケは、財布を出そうとしないんです。なんで見ず知らずの人をアテンドして、行きたくもない美術館に入るために金を出すの。この辺の相手の出方で、こちらもどの辺まで相手にするかと計算しだします。
 疲れた、では、喫茶店でコーラでも、入りますか。飲み終わりました。誰がお金出すのー。あんたでしょう。財布を出そうともしません。だってスペイン語わかんないですもの。なんで何での連続です。意外と多いんですこの手のおじさんおばさん。スペインで悠々と仕事をして暮らす親父と友達が言ったのか、それとも旅の恥はかき捨てか。
この手の鈍感を装った日本人本当に多いですよ。
 それではホテルまで、送迎。もういいだろう。帰り際、夕食はどこがいいですか。もう勘弁ですよね。
 こんなことがしょっちゅうあるから、息子たちが、日本とか他の国の知り合いを訪ねるときは、最低限ののマナーを口を酸っぱく言って聞かせます。相手にも生活がある、生活を崩させない。相手に頼らない。用が済んだらさっさと帰る。何かあった時の最終連絡先として利用する。こんなの常識と息子たちは思っている様です。ここの差が村意識の人と国際人の違いかもしれません。
スペイン人も、もそうなんですけど世話になって手紙一本よこさない人いますよね。心で思っているんなら態度で示せです。この手紙が、いつ何時また世話になるかわからない世間です。継続です。感謝です。年賀でも暑中見舞いでもなんでもいいんです。継続なんです。この気持ちがない人はダメですね。
 何しろそんな人は利用することばかり考えているんです。ここに家庭の教育、しつけが見えてくるのです。子供は親の鏡ですので、せこい夫婦の子供はやはり、せこい大人になるのです。何か贈呈論が、しつけの方まで広がりましたが。要は物をあげるという簡単なことでも相手が一体何を持っていけば喜んでいただけるかを考えるだけだも良い勉強になります。その一つ一つの積み重ねが謙虚ではあるが、それ故に輝きのある人物を作るというまったくもって安倍政権が喜ぶ I LOVE 日本人論 でした。じゃんじゃん。

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