エボラがスペインに来た

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JUAN CALROS TERCERO (ファン カルロス 3世)病院は、この治療院から車で10分もかからない場所に位置する国立病院です。この近辺で国民保険を使用して家庭医に診てもらい、特定診療を家庭医に処方されると、この病院に行くケースが大です。現地でエボラ熱の診療をお手伝いして感染した、看護助手が手当て(隔離)を受けているのがこの病院です。看護婦と看護助手を区別するところにスペインらしい面白い話があるのですがこの辺は、別の機会と言うことで。

西アフリカのリベリアでエボラ出血熱に感染してスペインに搬送されたカトリック司祭の男性(75歳)が搬送後すぐに死亡しました。リベリアの宗教系の病員で働いていた男性です。教会が経営している病院の司祭です。植民地時代の名残りで、教会、病院,布教、政府との結託セットは古今東西変わらないみたいです。高い金使って搬送して一日で死亡、国民は税金の無駄と内心思っているはずです。政府と教会はあの独裁フランコ時代、果ては植民地時代からの名コンビですので腐れ縁のためのお金はジャンジャン使いますね。もちろん民間人は、こんな待遇は全くないという話も別の機会にやりましょう。
看護助手は、完全隔離。その感染者に接触したとみられる約50人の医療従事者、及び家族を自宅謹慎(他のmediaは病院隔離と言っている)の処置を取って完璧だと首相のラフォイが言ったとか言わないとか。医療関係者は、先日情報不足を政府特に厚生省に訴え、病院の前でストライキとビラ配りをやりだしました。
 情報不足はスペインのお十八番ですから、後で言い訳を取り繕うために出来るだけ情報を出さない後でなんとでもいえる道を残しておくという役人根性、これなどは、どこの世界でも同じかもしれません。

大使館の対応ページ
 http://www.es.emb-japan.go.jp/japones/anzen/anzen_ebola20141007.html
 スペインの日本大使館はちゃんと仕事をしています。

今日現在のニュースでは、看護助手の感染者の様態が急激に悪化して危篤状態らしいです。土曜日は新聞記者のインタビューに携帯で答えていたのに、ヤバイの一言です。
 エイズも確か体液感染ですよね。血液や性行為、飛沫感染は薄かったように思います。エボラも体液感染なのに、あの厳重な防護服はなんなんだろう。あの防護服を着て医者が感染しているこれおかしくないかい。感染経路を調べているとしきりに言っている、是なんかもおかしくないかい。やっぱり何か隠しているような雰囲気を感じているのは私だけなんでしょうか。
 政府系のスペインのTV はしきりに完璧完璧と言ってるぞー。

 

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