年には勝てないかーの巻

| 2 Comments

 先週の土曜日に娘がサラマンカからご帰還と言うことで治療所近くのスペインレストランで軽く食事ということになりました。前菜にベントレスカ(マグロの首脇の肉)のトマトサラダときのこのオリーブ炒め、そしてルビーナ(すずき)の何とか掛けでした。さすがにデザートは名残惜しかったのですが辞退で腹9分で4時に娘と分かれて午後の授業に入ったのでした。

異変は、8時まで授業で家に帰宅、家族は、患者さん(役者)の招待で劇場にて観賞、一人はいいねと、風呂にお湯をためだしたら妙に胸の辺りが、むかむかしだし、上から下からお祭りが始まったのでした。冗談だろと苦笑いの余裕もなく上から下から出し放題の、出欠大サービス状態になりました。
 内容物はトマトがありましたね、青いのは、ピーマン、茶色は、きのこなのでしょうか、消化不良の哀れな食材が便器に漂っているのでした。
 普通なら食べ過ぎちゃったと、げろって気分すっきりなのですが、これが、長引いたのでした。完璧な100パーセントの下痢が3日間、、嘔吐が2日間、その上、しゃっくりまで止まらなくなりました。
 2回ほど緊急医、一回は胃腸科医に見てもらいましたが、各先生の見立てが違うので、薬の種類の多いこと、これはヤバイと自主規制に踏みきり、針、お灸をメーンにした治療に切り替えました。
 絶食が3日間続きました。一週間でなんと5KGやせました。一週間前ビデオ撮りがありビデオ後の自分を見て消沈した私は、この顔だぜと、一人叫んでも後の祭りです。
 何も入っていないお腹がパンパンの状態って気持ち悪いんですね。この状態を解消するために便所に行って口に指を突っ込んで嘔吐を誘ってげーげー作戦なんですが、もう何も出ないんです。
 何も出なくても少しは気持ちよくなるので、結構快感になってもっと若ければ拒食症の茂なんて言われて、六本木あたりでろれっていたかも、人生は解らないもんだと色々空想の世界を広げるのでした。何しろ暇なもんで創造だけは出るわ出るわ。
 最後まで残った症状はげっぷです。7日間続いています。おじいさんだと死んじゃう時あるけど、大丈夫げっぷぐらいといつもの娘。いつまでもぐずぐず働けない、だんなを見て今週の売り上げのマイナスを計算する嫁さん。マエストロも老しなんだーと、次期のナンバー1を夢想する何人かの直弟子たち、そうだ息子は何を考えているやら。私は単純に、そして無性にどら焼きが食いたい。ただそれだけです。みんなこんな小さな営みの世界を持って生きればよし。平々凡々が実は一番難しかったりしてね。
こんな風に世の中回っているとふと感じる今日この頃のおじさんでした。ジャンじゃん。

2 Comments

  1. 次回のどら焼きツアーはいつになるのでしょうね。

    • ケンサンもくるし,超特急便で、弾丸ツアーで、成田でどらやき買って着ちゃいますカー。

コメントを残す

Required fields are marked *.