本物は浮かばれない

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指圧の世界に入って35年目で、もういいかなーと思うんですが、やればやるほど指圧の奥の深さに驚きを憶えて、まだ続けなくちゃだめかなーと考えてる最中です。体力イコール指圧と考える人がいるんですが、実際、力はまったく要らない仕事ですから、結構小さい女の指圧師がいて、それが又奥に響く圧を持っていて力じゃないことを改めて実感する経験を何べんもしています。また一体一の商売ですので想像以上にメンタルストレスがかかります。また患者さんとの心理戦が会ったりして飽きのない商売かも知れません。

指圧は力勝負で、大の男が汗かいてするなんて思っている人がいますが、まーそんな人は指圧の本物を知らない人で、それはそれでいいかなーとも達観しています。又指圧およびマッサージを贅沢と思っている人がいたりしてこれも偏見で、またまた眼の不自由な人が独占的にやる商売と思っている私の御袋さんのような人もいるし、結局のところ、まだまだ指圧という職業は、よくわからないところがいっぱいあるマイナーの仕事なのかもしれません。
 逆に整体師のほうが結構知れ渡ってたりして、指圧イコールせんべい布団のイメージはまだまだ取れない職種なのかもしれません。
実は指圧は、3年間、専門学校に通って、単位を大学並みに取得して、眼の飛び出る様な学費を払って卒業をして、初めて国家試験を受ける権利が与えられ、その試験をパスすると免許がもらえるなんて結構知らない人が多いみたいですね。
 整体師なんて学校でなくても、また筋肉の名前も知らない人でも極端に言えば、誰でも今から整体師を名乗れる結構ミステリックなしのぎと言ったら、誤解を招いちゃうのかなー。でもこれが事実なんです(規制が何もない)。
 ただ実際調理師(何でもプロの世界)の世界と同じで、何何調理師学校を出て免許を持っていますなんていっても実際修行をしてなきゃ、屁のツッパリにもならないことは、どの業界も同じです。この世界でも状況は同じで、学校を出ても10年もすれば、7割がたは消えてゆくのがこの業界の宿命です。
 プロという職業の厳しさはどこも同じなのかもしれません。免許があるということは規制があるということで、レベルの格差を最小限に抑える役割はあるかもしれません。結論としては整体師も指圧師も本物ならば、プロならばそれで由が私の結論です。ただ木っ端か本物かを見分ける人が少なく本物が浮かばれないのが世間です。やせ我慢がいつまで続くかは解りませんが、本物でい続けたい気持ちは変わりません。しかし本物のプライドがお金を遠ざけちゃって嫁さんが怒っている事実も本物ですが。

2 Comments

  1. 小野田先生は職人ですね
    職人は あきんど にはなれません
    金儲けは下手くそです
    別れた夫がそうでした(笑)

  2. 金は、後から付いてくるといい続けて、嫁さんはとっくに愛想を尽かしました。

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