たかりの理論

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7月は貧乏旅芸人の季節です。バルセロナ,バレンシア、マラガ、グラナダ、マドリッドの指圧学校を週末に訪れて、一年お疲れ様でした。来年もよろしくお願いいたしますと、頭を下げ歩くツアーなのです。ヨーロッパの学校は6月になると夏休みの話題一色です。都会を離れず仕事をやっているのは、中国人と日本人ぐらいです。

金がなくなって借金、返せなくなっても貸した会社を脅して、それでも楽したいギリシャ、みんな似たり寄ったりのイタリア、スペインと言われています。金がないから仕事を見つけて頭を下げて必死にこらえて頑張るこの姿勢は、日本人だけなのかもしれません。スペイン人、仕事がないといっても,格を下げればなんだっありますよ。
 ただ国が失業者に寛大で2年もの間、80パーセントの以前の給与を保障しますので、やめたって屁とも思いません。失業の間、アルバイトなんて常識ですよね。夏なんか海岸は外人であふれかえっていますので、ホテル、飲食(バー、レストラン)、はては売春おねえさんが、東欧あたりから万万来ては、いらっしゃいですから失業率の数字なんて当てになりません。週末、私の治療所の付近は、中から上のレストランが結構ありまして、繁盛してますよー。がぶがぶ血の滴るサーロインなんかを食い散らしては、がなり立てるわけの解らないグループが結構いますので、金のあるところにはあるんでしょうね。確かに格差は出てきてますね。学歴、家族の裕福さ、こね、這い上がるまでは、何もないやつは必死にやりますね。でもほとんどはそこそこで妥協して、土曜日曜日はゆっくりして一ヶ月のバカンスを取りハッピーハッピーを望むんでしょうね。
先週の金曜日朝7時の飛行機でグラナダに直行、授業を6時までして、その後卒業式で騒いで消灯1時30分、2時間の睡眠で目覚まし時計で起こされて起床、グラナダからマラガまで120kmを自動車で移動、7時の飛行機でリスボンに直行、操体の国際大会のパネラーとしてとりを担当、夜中まで日本からの客人を接待して夜1時30分に消灯、4時に起床して、またまた7時の飛行機でマドリッドに帰国。そして朝11時より患者さんを診る。このタフさがいつまで続くか、ある人が、好きだからできるんですねー。と飽きれて言っていましたが、もう好きをとうりこして薬中毒の形相が見えてきたことに思わずニヤリの天知茂なのでした。

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