毎年7月の2週目あたりの日曜日、日本人学校の校庭をお借りして盆踊り大会が開かれます。かれこれ21回目の盆踊り大会をガツンとやり続けてますので,もう恒例という言葉が付くイベントになったのかもしれません。
マドリッド日本人会主催のイベントなんですが、始まりが夜の7時終わりが10時30分の3時間半のイベントになんと約1300人の入場者を今年は記録しました。弱小団体のイベントとしてはご立派の一言なんです。
7時始まりと言ってもスペインの夏は、日が暮れるのが9時半ぐらいからですので、汗をかきかきの盆踊り大会です。やぐらを組んだり、ごみ掃除したり、着付けをしたりと、すべてが有志のお手伝いで成り立っています。計100人以上の有志のスタッフが黙々と動いてスペイン人との年に一度の七夕よろしく楽しんでいるのでした。
実際照明担当の西森さんなどは、普段は北海道の小樽にいるのですがこの日の前後の一ヶ月間は必ず日本から来て、飾り付けの照明と戯れて8月の終わりに帰るといった猛者がいます。又イベントのプロがスタッフにいて、太鼓のプロがたまたま巡業でヨーロッパにいたりするとその人をただ同然で呼んだりして、その太鼓のプロもお祭り屋で飛行機代だけで飛んできたりして意外とスタッフ楽しみながらやっているので21年も続いているのかもしれません。
どういうわけかほとんど宣伝なしなんですが、ネットでお宅が情報交換してるんでしょうね。集まるんです。始めのころは妙に怪しい、妙にきわどい浴衣を着てご来場のお宅お坊ちゃま、お嬢様のスペイン人が着てたんですが、このごろは浴衣の着付けの完璧なスペイン人も増えて、浴衣姿で盆踊りの輪に入り楽しんでいるスペイン人が増えつつあります。小泉八雲が盆踊りを見て妙にスピリットがわくわくと興奮したと書いていますが、この日本人とスペイン人が一緒になって踊る風景は、まことにファンタジーな世界かも知れません。スペイン人の女の子が浴衣で原宿をコロンコロン、想像できますか、いいすね。
食べ物もどん底、銀座、わさび、KOKOROとスペインマドリッドを代表するようなレストランが、お祭りだ。もうけなしの太っ腹でしゃんしゃん。日本の企業は景品を出してくれて福引でわくわく。
いいよな日本を味わう盆踊り大会、乾杯、乾杯しかし次の日の後片付けは、さすがにグロッキーのいやいやおじさん。祭りの後の妙にさびしい脱力感、もう盆踊りは卒業だと宣言しつつ、すぐに忘れてああでもない、こうでもない。
よっしゃ来年は1500人の大台でいくかー。それにしても今年の夏は、暑いなー。
2015年10月9日 at 6:17 AM
盆踊り好きです
いいなぁ、楽しそう
2015年10月9日 at 8:36 AM
4時間で約1200人の参加者、これは脅威です。