外国語事情

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 30何年もスペインにいるから、スペイン語が完璧かと言うと、何年いても意識的に勉強しなければ、普段の日常生活をクリヤーしさえすればいいのだから、ぜんぜん勉強しない私などは大変お粗末なスペイン語で毎日を過ごしているわけです。仕事上、医学的な言葉は、毎日使っているので、その分野では人様より若干多いボキャブラリーは持っていますが、毎回同じパターンで患者さんとの会話ですので、それさえもたかが知れているわけです。英語圏内に生活する日本人も50歩100歩じゃないかと思います。
家の嫁さんなんか、最初の1,2年アカデミーに通いましたがそれっきりですので、これもたかが知れているのですが、近所の人との時間が多いせいか、オー結構やるジャン的な見方もできるわけです。それと芸能ゴシップ雑誌を治療所においてあるので、古くなった雑誌を家に持って帰って電子辞書片手に暇つぶしを以前してましたので、、私よりうまいコムニケーションをしているのかもしれません。また女の人は一般に順応性があるので、語学も強いのかもしれません。
 最初の頃は、意識的にパーティがあると参加して交友を広めていたのですが、夜の10時ごろから始まる夕食、夕食が終わると今度は、食後の一杯、そして小話の披露と続くこと続くこと、それでも次の日は、結構みんな、早い出勤だったりして、スペイン人は、楽しむことにガッツがあるので、体力的に劣る日本人は、もう勘弁が本音のようです。叉肝臓の酵素が違うのか、少し飲むと顔が赤くなる日本人といくら飲んでも、顔色が変わらないスペイン人、一緒に飲みたくないですよね。酒にまつわる失敗は、寛容な日本人社会、ヨーロッパはそれが通じませんので、要注意は常識です。
お酒を飲んだり、恋人を作ったりしていけば、語学力アップ間違いなしなんですが、私の見てきた感じでは、女の人が日本人、だんながスペイン人は、結構うまく行ってるようですが、反対の嫁さんスペイン人、だんなが日本人のカップルは私の周りでは、ほとんどが離婚の道を歩んでいるみたいです。なにしろ気が強く、良いしょ、良いしょで育てられたスペイン女は、我儘、ちょっと出張なんかが重なったらもうヤバイこと、ヤバイこと、その上、離婚後養育費なんか払わされたら地獄道まっしぐらです。
ただヨーロッパの人は、何か国語も話せる人が一杯いるし,意思を通じさせるために語学は必要ですね。心と心が通じる世界は日本だけみたいです。イエス、ノーを実際に音声で聞いて納得するのがヨーロッパ人かもしれません。
ただ一つだけいえるのは、日本はどこに行っても、日本語が通じる国です。特に語学が堪能でも、使う機会がないので、すぐに忘れちゃいますよね。日本にいる限り必要性を感じませんので、日本人が語学が弱いといわれても当たり前田のクラッカーじゃありませんか(解る人はみんな60歳代の初老)。日本で急に外人に道を聞かれてもとっさに英語が話せる人なんていやしません。日本にいたかったら外人は日本語を習えばいいのです。それにしてもどこに行っても英語で押し通すアメリカ人程、外国語音痴はいませんね。

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