カレンダー

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カレンダーの季節が来ました。25年前から、日本からカレンダーを取り寄せて患者さんに配っています。日本のカレンダー屋さんに名前を入れてもらい、日本通運の船便で2か月かかって届いた、MADE IN JAPANを患者さんに配るのです。

大体500枚検討で日本から船便で送ってきます。大きいカレンダーはVIP、小さいのは、まあまあの患者さん、あげないのは、オーナーの嫌いな患者さんといきたいのですが、だいたい行き届くようにニコニコ配っています。
 この頃は、カレンダーも珍しくなくなったので、もうやめてもいいんですが、なんとなく、年末の恒例行事としてオーナーの道楽の一つとして続いています。
 外玉というのが海外専門のカレンダーで、祝日がないカレンダーです。風景画が無難で、一回、漫画のカレンダーを配ったら評判が悪くて、だれもほしがりませんでした。しかし今は漫画が、ブームですので喜ぶ患者さんもいそうですが、冒険は避ける,しぶとい年になったみたいです。着物と水着も一度、配りましたが、最悪で、嫁さんが、ぶつぶつと内心バカと言っているのが聞こえました。
以前にも書きましたが、こちらのカレンダーは、日曜日が、向かって右端に位置されています。日曜日までさんざん遊んで、一週間が終わるのです。日本のカレンダーは、日曜日が左端にあります。一週間の始まりは、日曜日です。土曜日に一週間が終わり、日曜日から一週間が始まります。始まりの日曜日は、十分休んで、月曜日に備えるのです。
実際、スペイン人は、休みの最後の最後に帰ってきます。すなわち日曜日の遅い時間に外から(観光地)から帰ってきますので、日曜日の夜の道路は渋滞です。日本人はちょっと早く帰って明日の仕事に備えるのが普通ですが、スペイン人は、月曜の朝は、眠くて仕事にならないという説は大方当たっています。
フランス人も結構休みますが、スペイン人は特別です。ただ少数のエリートは、やはりどこの世界でも同じで働き虫はスペイン人にもたくさんいます。少数のエリートが、この国を仕切っているのです。後の大部分は、サッカーを見てビールを飲んで、やけくそ人生を送っています。
正直言って、腕時計もカレンダーもすべてスマートフォンで用がたりる世界になりました。おじさんの道楽もこの辺で終わりにしようと思っています。
しかし無駄の文化を美とするおじさんは、嫁さんがどんなにしかめっ面をしようが、古い奴ほど新しいものをでんでんで一人荒野をさまようのでした。無駄の美,わかんねえだろうな。しょせん。

3 Comments

  1. 無駄の美ですか、良いですね。
    現代は無駄を省いて合理的なものの考え方が当たり前の時代ですが、無駄を省いているようでその実、本質も失われる時代ですよね。
    良いのか悪いのか、その正解はどこにあるやらですね。
    先生のカレンダーは素敵だと思います(^-^)

    • 阿部先生、12月になりお忙しい日々をお送りと思います。ゆっくり確実に進みたいと思います。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

      • 失礼しました。
        ありがとうございます。
        協力は惜しみません。
        何なりと、お申し付けください。

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