年末に思うこと。

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全く持って、ヨーロッパの年末は、静かなものです。クリスマスイブの24日が土曜で、25日が祝日と日曜が重なったので、26日の月曜も代休でお休み、やっとのこと火曜日が来ました。この一週間は会社の夕食会も終わり学校もお休み、お祭り騒ぎも半分終わった感じで町中静かなものです。24日の夜は、ほとんどの人が、実家に集まったり、何しろ家でみんなと一緒に飯を食いましょうということで、ほとんど車が走っていません。でっかいエビを買ったり、生ハムの大判振る舞いだったり、まースペイン人の金の使うこと、使うこと、家族間や恋人同士では確かにお金を使います。

しかしこれが他人同士となると、スペイン人の金離れの汚さは、有名です。友情を選ぶか、金を選ぶかと言われたらほとんどのスペイン人は金を選ぶでしょうね。計算ができない人種ですので、金のある時は、どんどん使って、金がなくなるともう周りが見えなくなって、おろおろして、余裕がなくなり、その場の判断で、友より金の選択になるのでしょうね。歴史なのかもしれません。
スペインは家族経営の会社が目立ちます。ZARA然り、名の知れたスペインの会社は、ほとんどが親族経営です。そうなのです、スペインや南米の人が起業した会社はほとんどが親族経営です。身内しか信用できないんでしょうね。
 私などは、結構信用しちゃう方で、ハイ、採用なんて軽く言って雇ったのはいいけど、辞める時に、えーここまで脅迫まがいに要求するかと驚いたことがずいぶんあります。どこの会社だって、たたけば、ほこりが出ます。その辺を叩かれちゃって、テンションが上がったことがずいぶんあります。裁判沙汰も何回かありました。決まってうちのほうの弁護士が、この国は、労働者が勝つようにできているのだから、払っちゃいましょうが大半でした。浪花節で育てた、弟子に何回裏切られたか。それじゃ、すべて金で、解決しようじゃないかと思うのですが、根が優しいもんで、裏切られたの連続ですね。飼い犬に嚙まれるほど、つらいものはないですね。
その反動か、スペイン人、乞食さんには寛大で、良く施し物をあげているのを見かけます。あげることで救われる何かがあるのでしょうね。乞食によくないから施しをしない。なんで働かないんだと内心、ムッとするのは、真面目な日本人だけなのかもしれません。ここのルーマニアのお乞食さんは、マフィアのグループの配下で、お乞食も仕事と思って、毎日車に乗って宅配よろしく、同じ場所に下ろされて、お乞食して時間が来ると集配車が来て家に帰る。こんな感じです。
ファミリー同士の結束、他人を信じない、この辺を、勉強しないと金はたまらないようです。金は天下の周りものどんどん使いなさいと私に言った占い師がいました。来年はちょっとシビアに行くかと暇を持て余して思考する私。来年は、果たして生き延びれるかなー。明日はどっちだ。

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