お袋は永遠に不滅です。

| 0 comments

2種間ほど日本にいました。幸い長雨で、2週間のほとんどの滞在期間、雨に降られてしまいました。こちらとしては、じっとり感が少なくむしろラッキーな日本滞在でした。目的は、2つ94歳のお袋へのあいさつと指圧界の重鎮、鈴木林三先生のビデオ撮りでした。

 お袋、94回目の夏をどう乗り切るか、その辺のところが少々心配で、日本に来ました。足腰が少々弱くなっていて、立ち上がる時、確かに若干ふらつきますが、私も畳での生活が日常化してないので立ち上がる時、どっこいしょの気合が必要でした。そんなわけで私とお袋、どっこいどっこいということで、むしろ私のハムストリング、大殿筋の垂れ下がりをもろに実感した次第でした。
手の震えもなくOK,箸の使い方もOK,夕飯も自分で作ってOK,風呂も一人でOK.後は気力の勝負だけといった所で正直安心しました。
 ただ心配は、ひょっこり,杖を突いて300mはあるだろう同級生が仕切るスーパーマーケットに一人で行っちゃう事でした。ほとんど車が通らない道路ですので、その点はいいのですが、若いあんちゃん、姉ちゃんが、ブンブン自転車を走らすのを何回か見てますので、ちょっと接触しても転べば、骨折も考えられますのでその点がちょっと心配がよぎるのでした。その上マーケットでの買い物,おばさんの買い物って結構荒っぽいのをご存知ですか、振り向きざまぶつかって転ぶパターンを想像する訳です。何しろ骨折して寝込むパターンだけは避けたいのが心情、しかし本人曰く歩かないと、この一言で、ほっとけの独り言がよぎり、この問題、いつも保留になるのでした。
 介護の特典で、週一回マッサージが受けられるらしいので、たまたま来たお姐さん(マッサージ師)の施術を見学。運動療法と称して股関節の屈曲、伸展、なんとなく20分の施術終了、結構やるジャンの及第点。やさしく特にお袋さんには、ふくらはぎ(腓腹筋)のマッサージをと頭を下げて、眼だけは視線を下げずに訴えました。彼女、素人は黙っていろモードを出していましたが、私は頭を下げつつ、眼たれ続けたのでした。
 老化は体の後ろからと言われています。大腰筋の萎縮によるロボット歩行、股関節の老朽化、問題山積みの体、どうだましだまし一日一日、エンジョイ生活を送るかの一点集中です。毎日毎日そばにいて全身指圧をしてあげたいものです。
 今回は2種間の滞在全日、指圧をしました。特に寝る前、よく眠れる指圧をしました。ふくらはぎに時間をかけ、足裏の湧泉穴、足の三里、アキレス腱の伸展、下半身に時間をかけて上半身のストレスを取る目的で施術、頭寒足熱の実践です。
 青葉園に墓参り、武蔵一之宮氷川神社参拝、喫茶店でのモーニングこの辺は、朝の涼しいうちに時間を作り、すべてお袋と一緒に行動しました。
 お袋が氷川神社の参拝にて一言、茂、この池でカメ捕まえて家に持って帰り、罰が当たるとお父さんにコッピドク怒られて私(お袋)と一緒にカメをもとのこの池に返しに来たという話をし始めました。確かにあった昔の話。お袋が楽しそうに語る後ろ姿を見つつ、100まで大丈夫、むしろ俺のほうがやばいかもと一瞬よぎった、2017夏長雨の日本でした。

コメントを残す

Required fields are marked *.