ワーキングホリデー

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スペインと日本が外交の正式な調印をしてちょうど来年150年を迎えるとのことです。外交150年だそうです。日本とスペインは、ドカンと直接戦争したわけでもなく、なんとなく甘いお姉ちゃんがフラメンコやりに来たり、ここのお宅が漫画とかコスプレ、果ては空手、柔道、ついでに指圧まで受け入れちゃってる国、何しろ友好国なんだそうです。日本の大使も、ここは最後のお疲れさん、ご苦労さん勤務地で、楽々の任務を終えて退官の花道コースなんだそうです。

最も、ついこの間バルセロナのランブラ通りで悲しい事件がおこりましたが、警察もなかなかしっかりしていますし、気候も申し分ないので、やはり世界の住みやすい国のベストテンに入る国なんだと思います。こんなこともあってか、日本とスペインでワーキングホリデーで1年間、滞在、もちろん仕事もできますよというお約束が調印されました。22歳から30歳までの日本人及びスペイン人が、緩い規則で、滞在して、お仕事もできるということです。
 早速、どこで聞いたか、この制度を利用して観光と語学、あわよくば、仕事もということで、うちの学校に打診がありました。日本でマッサージの学校を出たとのことでした。また数人から学校に連絡が入ったということです。この前も。フランスもそんな制度が、あってそれを利用して花のパリで1年間働きながら外国生活をエンジョイしたいというお姉ちゃんが人ずてに、情報をくださいと言ってきたのを覚えています。
 1年という期間で何ができるかという疑問はさせおいて、若いのが、夢を見るのはいいことなので、できるだけ情報だけは、気持ちよくふんだんに提供しています。ただ、うちのクリニックで働くといっても、うちの先生方みんな20年選手です。ほとんどが、うちの学校の1期生、2期生で、バンバン患者さんをこなしている先生方がうじゃうじゃいるのです。日本の先生方も超ベテランで、うちに入って患者さんを獲得するにはかなり時間がかかります。日本人だから良しという時期はとっくに過ぎて、要はよい仕事をすれば、東洋の顔など、屁のツッパリにもならない訳で、うちの治療所にワーキングホリデーを利用して折角きてもらっても、おそらく1年間、患者さんを触れないで、練習練習で1年間が終わっってしまうことが予想されます。
 実際、うちのセンターに見習いで入ると、掃除から始まり、接客方法、何しろ患者さんに顔を覚えてもらうことに始終します。
 指ができてないのに、診断もできないのに、人数合わせで、そんな中途半端な野郎を働かせたら、患者さんに失礼です。
 助手として3年ぐらいは、フラフラさせて育てます。そんなわけもあり半分位の見習いは、さっさと辞めていきます。しかし何人かは残ります。その残った見習いが、食えるようになるまでに5年かかります。5年もすれば独立もするだろうし、金も稼げる一人前の治療師になります。
 最初から優遇して即戦力で働かせるか、苦労をさせてゆっくりと花が咲くのを手伝ってやるか、私は、外国にいる日本人の使命として、一人でも多くヨーロッパ人の花を咲かせる手伝いをしたいと思っています。
 お金をもらって、ありがとうと言われる職業がshiatsupracutorです。地道に日本の文化である指圧を継承してゆきたいと思っています。時間は、かかりますが.地に溶け込んだ私たちなりの外交をはぐくんでいきたいと思います。
 結論 ワーキングホリデーは人生をエンジョイする一つの糧、フラフラしても誰も怠け者といえない限定安全期間、自分を見つめなおす時間が、与えらるんだ、ラッキー、感謝感謝と素直に考えが行き着く人であれば、利用し合えばいいわさ。

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