お粗末君有頂天の巻

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 娘が突然勤務先のギネアとかいうアフリカの貧しそうな国から帰ってきました。一週間の休暇をもらい、何しろ何もない所なんで、とりあえずスペインに帰ろうということで、帰国したとさ。

 まさに日本昔話的なのでした。何しろ娘はあっちに行ったり、こっちに行ったりがしょっちゅうなんで、いつもそうねの一言で会話は終わりなのでした。タンザニアの病院、南アフリカの病院、今度はギネアの何もない所にポツンとある掘っ立て小屋で、一様病院で働いているみたいなのでした。今回は国境のない医師団という団体にお世話になっての勤務なのでした。親父がなんとなくスペインに住み着いてごたごたしてるので、娘に危ないからやめなさいなんて言える立場じゃないのでした。医師になったんだから少しはいい暮らし志向でいけばいいのに、小児科を選んだせいか、子供がうじゃうじゃいるような国は、やはりアフリカのようでした。
 パパねー、医者はね、特にスペインのお医者さんはね。儲からないの。儲けたいなら商売をやればいいの。人のために生きるのが医師の仕事なの、何てまともに言われると、おじさんは、ただただ頭を下げてごもっともと言うしかないのでした。もとをただせば、政治の良し悪しに左右されるのですが、今青春のお嬢様は、ただただ使命感に燃えているのでした。
 確かに、国立大学の医学部で学んだ人が医療関係の大部分の分野を占めているのがスペインです。日本と違って高い学費を払って学んだ医師達ではないのでお金には確かに無頓着な感じは若干します。
 順番待つのをただただ我慢すれば医療費まったくただの国がスペインなのです。確かにこちらの新聞記者同様、日本のテレビに出てくる、なぜか、ただただうなずきのおねえちゃんアナウンサーと違い、きっぱり私は記者です、と言い放つプライドをここの報道関係者がもっているように、ここの医者達も確かに持ってますね。この辺が、スペインの懐の深さ、大きさなんでしょうね。結構、貧しい国での奉仕活動、ヨーロッパ人特にスペイン人目立ちますね。
 アメリカは、オバマが保険制度を作りつつ政権を交代しましたが、次のアメリカのシンボル的スターだったジョンウエインより質の悪い国粋主義者の再来トランプさんが、その制度を覆そうとしている姿は、まったくもって俺だけ生き残ればいい主義のアメリカそのものなのでした。ヨーロッパ人は、田舎者の国アメリカと、心の奥では大部分の知識人は軽蔑しています。
それを、日本の首相は、僕が一番のお友達気分で大判振る舞い、アメリカと日本の裸の王様同士。教育、文化では一流の国日本、でも政治は、二流半、よりによって誰も相手にしてくれないアメリカの不動産屋のトランプさんと仲よくしたって、世間は、世界はどのように見るでしょうか。
 娘が、先週ね病院で、4人赤ちゃんが死んじゃったの、ちょっときつかったな、とサラッと夕飯を食べながらの親父との会話、まだまだ未開発国の病院では,死と隣り合わせが、しょっちゅうなんだそうです。手遅れをいつも実感するそうです。
 そんな話をしみじみ胸を震わせて聞いている時、日本では、偉い人の来日ということで、、、、、、、、、、。
 トランプの娘イバンカさんの胡麻すりか、52億円を上げちゃう日本の首相。一緒にゴルフをしてアメリカ産の牛肉使ったハンバーガーをケチャップバカバカ振りかけて一緒に食べてる日本の首相。
この国のパスポートで、国籍で、ほんとによかったと日の丸をフリフリ命を削ってる沢山の日本人が外国にいるんだから、お願いもっとまともな外交してよ。お願いしますよ。

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