スペインの暮らし その2

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 アメリカ志向のタイプとヨーロッパ特にスペインやポルトガル志向のタイプでは、もう初めからガッツが違うのです。アメリカで指圧をやろうという奴は、アメリカンドリームを妄想しちゃって意気込んでいくわけです。所で昔、海外雄飛という言葉がありましたが、今は、死後何だそうです。

 結構,同期の奴で、アメリカで指圧のチェーン店をもって悠々やってっる奴もいます。もちろん最初は、どこに行っても苦労はするもんですが、苦労に比例してお金が稼げるのであれば、誰だってやりますよね。ただ金優先で行くと,何年かして必ず行き止まります。行き詰まりのストレス解消にギャンブルに走ったり、ろくでもない女に引っかかったりして、やる気と目的を失い、日本に帰ったやつを何人か知っています。やはり、金優先もほどほどにしないと、金貸しではあるまいし生活が乱れて、挙句の果ては、信仰宗教の道が待っている事も確かにあるわけです。
 特に薬に手を染めたら、おしまいです。実際ヨーロッパでは、薬が欲しかったらどこからでも手に入ります。極端な話、どこにでもあるわけで、簡単に手に入る点は、アメリカでもヨーロッパでも同じかもしれません。ここスペインは、私立、公立を問わず、共稼ぎが多くなり、その結果子供の面倒を見る時間が、少なくなりました。しょうがないの対策として、親たちは、スマホやお金を子供たちに分け与え、少しでも自分たちにのしかかるであろう、良心の呵責を少しでも、少なくしようと躍起になるわけです。一頃日本ではやった、かぎっ子が、スペインでも多く存在します。そんな子供が、いる場所や集まりやすい場所を、ヨーロッパ番の半ぐれが知っているわけで、友達面して薬をなにげなく勧誘、ちょっっとした好奇心の遊び心が、しまいにはやばい状態になるのです。普段誠にいい子軍団ほど、落ちやすいのは日本と同じです。
 そうです、金持ちのボンボンやお嬢ちゃんほど簡単にはいりこんでいくとの巷では、言ってます。ヨーロッパは、悪い奴ほど、日本のやくざさんのようなかっこはしません。みんな普段は小市民です。この辺が曲者です。日本のやくざさん、薬はいけないの意識がまだまだありますが、他の国のマフィアは、なんでもありが現実です。
 個人個人が気を付ける、国は関係ないという意識が常識ですので、性格の弱い人は、日本にいなさいということです。日本ほど周りがうるさく住みにくい国だと、誤解されていますが、世界で一番優しい国が日本なのです。結構、ヨーロッパの国々では、薬常習者のご子息で悩んでいる父兄が一杯いるようです。自由の国といわれている国ほど、義務や自己責任は当たり前なのです。誰も助けてくれないが、日本以外の国の常識なのです。
 ヨーロッパは、なぜ、がつがつ働かないのでしょう。それは、宗教で日曜日は、休みなさいと言っているのです。こんな訳もあり日曜、祭日、働いているのは、中国人と日本人しかいない訳です。さすがにマドリッド、バルセロナは、日曜日開いている店が多いですが、スペインの地方都市は、祭日、日曜は、原則として商売はパン屋以外お休みです。
 ヨーロッパのEUの国々は,就業時間を短く、短くしようと努めています。従業員はいいですが、オーナーはたまったものではありません。そんなこともあり、ビジネスが家族経営が多く、血のつながりで結束して商売をしている人達が多いみたいです。
 指圧でも、日本であれば、土曜の午後、日曜日の午前中などの時間帯が比較的患者さんを期待できる時間ですが、お休みです。その上、21パーセントの付加価値税がかかりますので、商売としては、南米のように成功者が土地を寄付して、その土地に日本人会館を立てて、乾杯なんていうビックは、まだ出てこないし、これからも出てこないと思います。
 じゃなぜここに、好きだからここにいるのです。指圧も好きだから続けているのです。スペイン人は好きじゃないけど、スペインが好きだからここにいるんだという人を知っています。ずいぶん極単な言い方ですけど、なんとなくわからないでもない感じであることは確かです。なんとなく食えて生かしてもらえば、いいジャンが結論かもしれません。医療費もタダだし。帰る気がないのが、正直な気持ちです。
 結論
   スペインそうスペイン人の懐は深いぞーを肌で感じることが、しばしばあるのも確かに事実です。

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