仕事と生きがい

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私の時間割は、8時に治療所に到着して、メールの管理、学校の講義の準備等に時間を費やして、10時から患者さんを、2時まで診て、2時から4時まで休憩、そして9時まで患者を取って9時半ごろから10時半ごろまで自分の仕事をして帰宅が11時そして寝るのが12時半ごろ、週末は、地方からくる生徒の授業か、海外セミナー。こんな感じで何年もやってきたんだけど、この頃、ちょっと疲れ気味傾向で、気がなえているのは確かなようです。ほとんどの時間が、仕事の延長です。当たり前じゃないですか。我らは移民です。スペイン人が、地の利、縁故の利、言語の利とすべてを兼ね揃えて生活しているのです。ゼロからスタートの移民は、ハンディ戦です。

時間は、すべてに平等です。時間を有効に使用して戦うしかないじゃないですか。とかっこをつけて言いたいのですが、そんなに目くじら立てて、戦闘態勢で毎日を望んでいるわけではありません。ただコネの世界は、ここスペインはまだまだ健在ですので、そのへんのハンディーは、ありますけど、週末は家族優先の国ですので、時間数で勝負しなくちゃ生き残れないのは、現実です…人より多く時間を使うがモットーになるわけです。そこでの行き違いで、日本人が旦那、奥さんがスペイン人の半分以上が離婚の運命が現実です。仕事の面白みを経験すると女の子よりよっぽど魅力あるのが、好きな仕事ということでしょうか。

面白いもので、忙しいからまた後での言葉が出る奴は、実は忙しくないが私の特論です。みんな忙しいに決まっています。この忙しい1日のスケジュールをどう回していくかが、分かれ目な訳です。また一つのことに集中は大事なことですが、今日しかないと思えば、工夫が解決してくれるものです。また忙しいことに付け込んで顔まで気難しいは勘弁です。こんな状態でもユーモアを忘れないやつは、仲間意識で、何も言わなくてもどこからか助けの手が伸びてくるのです。この辺の些細なことが、職場に気が満ちてくるか、気がなえるかの境目なのかもしれません。

サラリーマンだけは勘弁は,学生時代から思っていたことで、たまたま指圧というまさに自分に合った職業を選んだことが、最大のラッキーであったと神に感謝して生きていることは確かなことです。たかが指圧、されど指圧がわかるまでに20年はかかる素晴らしいお仕事なのです。マーどのしごとも、深いものです。街を掃除する人だって、本当のプロは、まさに職人です。どんなに大きな会社で、金もらっても面白くなければ、好きでなければ、アドレナリンがたまるだけです。

そして愚痴は、へのツッパリにもなりません。人の悪口と愚痴は人を遠ざけます。あの歌手、もう死んじゃったけど時代遅れの男になりたいあの兄貴のような心境で、達観して物事を処理すれば、人は集まってくるんだと思います。

この地で駐在している、日本から来ている自称日本を背負う戦士のサラリーマン、そして自営の土着人の私たち、まったくポリシーが違う訳で,会社のためなら、ここまで無理して笑えるかねと疑問視がつく彼ら、彼らは彼らで、私たち土着人をスペインに流れ着いた、日本に順応できない半端人間と内心は思っているかも、でも所詮土俵が違うので、内政干渉なしでお互い自分のポリシーをもって生きればと思う私。

良くお袋が、人には、人それぞれの事情があるんだからね、お前の言い分は、表に出さずに人様の事情を最初に考えなくちゃと耳タコで言われたけど、事情など一回の人生、好きなように生きればいいと思う自分。仕事オンリーも人生、ぼーっと生きるのも人生、米つきバッタも人生。ただただあっという間だぜの一言に尽きる、人生の第4コーナーの黄昏おじさんの独り言なのでした。

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