生活の質、習慣の違い

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スペイン語では、calidad de vida (生活の質)といいうんだけど、生活の質というものがあるならば、スペインはその生活の質を満悦するには、結構いい場所(国)なのかもしれません。金曜日の昼過ぎ、マドリッドは、がらんとしたなんと空間のある地に変貌します。残業なんか屁の河童、ファミリーを引きつれマドリッドの郊外へ車で移動です。結構遠くに行く家族もいて1時間120キロの走行の計算で3,4時間を見積もれば、海岸に行けます。1,2時間を見積もれば山里に直行です。ヨーロッパ2時間圏内のフライトならイタリア、フランス、ポルトガル、モロッコ結構いけちゃうのでした。そうまでしていく―との日本人の意見もありますが、何しろ仕事以外の余計な動きは、結構こまめな人種のようです。

土曜日、日曜日仕事以外であれば、家でゴロゴロしたいだろうにと同僚に聞くと、そうらしいのですが、何故か彼らは、動きたいのでした。目的地に行って何をするかというと別にがほとんどで日本人ならあちこち動き回りますが、彼らは、一か所に位とどまっても何の不満もないとのことです。毎日、海岸を散歩、この辺のことを毎日しても別に飽きないみたいです。何もしないと落ち着かない人種とは異なり、そんな感じでBAR(一杯飲めるところ)に行って時間をつぶすのも人生のひと時を楽しむスキルにしているところは、やはり立派なのでした。3泊4日の旅行、目いっぱいにスケジュールを組んで実は、バスで寝ている日本人とは確実に異なるのでした。1か月も休暇を取ったら会社が恋しくて仕方がない大多数の日本人には理解のできないことなのでした。

動き回る日本人がここにいます。反対にじっと我慢の日本人、車が来ないのに赤信号をじっと見て青になったら渡ろうの日本人の常識を、軽くあしらったらネットで炎上されて話題になった某氏。私も帰国して、まだスペイン気分が抜けきらない4,5日たった、ある日の自宅への帰り道、夜遅く人の気配がない国道16号線。おじさん一人、信号が青になるまで待ってるモード。人がいない夜の10時半、信号無視は、常識モード.そくさくと渡りだすと、そのおっさん、信号守れとがなり立てたのです。むっとするのを4秒間深呼吸、渡り続けるモードは、止まらず、渡り終わったら向きを変えて深くお辞儀をしてそして元に戻り歩き出したのでした。

そうかここは日本だ。そういうもんと教育されてる日本人は、車のために作った法令か、人間のために作った法令かは、二の次で赤は何しろ止まれの条件反射が、頭に埋め込まれているのでした。大方のヨーロッパの人は、車が来なければ、青でも赤でもわたるでしょ。当たり前です。人間が、都合のいいように作ったものが、たまたま都合が折り合わなければ、規則を破るこれ常識でしょ。その辺の柔軟性は、必要と思うのですが、どうでしょうか。

新幹線で、ごみを座席の前のネットに入れて出ていこうとしたら、隣のおばさん、目でもっていけ、この爺のモード。ここまで来るとちょっとやりすぎと思う自分。少なくても、ヨーロッパは、各部署の仕事の領域は決まっていて、例えば掃除の仕事は、それ専門の人がいて、各部署の専門がやるという習慣が結構あります。専門以外の人が、他の人の仕事を遂行すると、結構命令系統が乱れることが結構あるという理由です。

サッカーの終了後、ごみを片付ける日本人を称賛するネットを見たことがあります。しかしそのこと自体の意味が分からない外人もいるということを理解した方がいいと思います。これから外人が、どんどん入ってくるという日本。

そばを音を立てて食べるのを見れば、ほとんどのヨーロッパ人は、無教育人間と解釈します。スープ類をすする時は、絶対に音を立てないですするのが常識です。おならとげっぷ、おならは、自然物、げっぷは、非常識、こんな行動における理解の相違はたくさんあります。

黒船到来、文明開化、金髪外人はすべてアメリカ人、すべて英語を話すと思っちゃう日本人。あんだけ学校で英語を教えても役立たずの日本人。逆に開き直って、日本に来たら日本語をしゃべれと、言える根性が、あったら日本も変わるだろうにとつくづく思います。アメリカ人なんかヨーロッパに来たら超田舎者なんだから、その辺の意識改革は早急に必要かもしれません。

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