コロナウイリス第10弾

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外出禁止令が出て22日になりました。普通であれば、4月に入り、温かくなり、そわそわの時期になります。日本の4月は、すべての始まりなんですが、こちらは、まだまだ6月まで、学校もすべての行事も進行中なのでした。夏前の一休みとして聖週間(セマナサンタ)というこれまた,大々的なお休みが、明日から始まるのでした。

夏前の大型連休を前にした準備運動的な休憩がこの時期です。特にスペインは、休みを中心に1年間が動いているようなもので、夏休みが終わるとクリスマス。春休み前のこの時期はまさしく、国内、国外の旅行の話題で、もちきりの時期なのでした。観光大国スペインでありながら、この頃は、お金が潤っているのか、外国に出かけるスペイン人が増えています。食事も、外で、しかもテラスで食べる時期なのでした。

それが今年は、スペイン全土に外出禁止令です。国家非常事態宣言です。このギャップは、大きいのなんの、この事態を真に理解してスペイン国民は、耐えているのでした。この頃の住宅事情は、日本と同じで、結構空間の少ないマンションがほとんどで、お子さんが外に出られず、その上、親父まで、テレワークときたら、これは夫婦間、そして子供が欲求不満に陥れば、駄々をこねだすでしょうから、思わず、凝り固まったストレスをとっさに抑えられずにDV問題が生じることは、目に見えています。スペインでは、前々からDVが問題になっており、この隔離された空間で、スペインだけでなく、ヨーロッパで、隔離政策を取られている国々は、この辺も危惧されているようです。

テレワークと政府が進めていますが、どれだけの企業が、テレワークのみで、仕事が処理されているのでしょう。この国のほとんどの会社は、家族会社が多く、まったくの零細企業ですので、経済的にほとんどアウトです。政府が、迅速に従業員の給料の8割を保証するという方針を出しましたので、国民は、一様耐え忍んでいますが、結構、口達者の政治家が多いので、実際どうなるかと100パーセント信じている国民はいません。

しかし、歴史の教訓を体験上知っているのか、政府が、外出するなといったら、外出しません。肌で、警察、軍隊等のあらあらしさを知っていますので、スペイン国民は、そのへんは、実にうまくふるまっていることが想像できます。強制力(罰金)が、確かに効いてるんだろうことは、想像できますが。

そういえば、朝仕事の前に立ち寄る、カフェテリアのミルク入りCOFFEEを3週間飲んでいません。スペインの街路に並ぶお店、一番多いのが、カフェテリア、薬局、美容院ですが、その2つが、営業できなく悶々としています。通常に戻っても、特にカフェテリアは、個人企業が多いので、そのまま閉店が、続出でしょうね。どこまで持ちこたえるかは、誰にもわかりませんが、スペイン人は、ダメだと思ったら方向転換が速いから、倒産ラッシュが訪れるのは、目に見えています。私の商売も、濃厚接触でなきゃ、できない商売ですので、再会は、時間がかかりそうです。ただ指圧は、メンタル的な疾患にももちろん適応症ですので、たくさんのニーズがあるだろうことも想像できます。毎日、8時にテラスに出て、医療従事者の感謝を込めて、拍手をしますが、学徒動員同様に、医学生もお手伝いに駆り出されているようです。大東亜戦争末期の学徒動員です。もちろん強制ではありません。それと感謝の対象として、スーパーマーケットの店員さんです。特にレジの店員さん、ストレスの大変溜まるポジィションにいます。全ての人に感謝です。

しかしこれを機会にと店を閉める人も、多いことも事実です。基礎疾患持ちの人は、閉じこもりがちですので、運動不足で、疾患が悪化するかもしれません。確実に失業者も自然と増大します。何しろ時間があるもんで、断捨離の毎日です。

後退も,止まるも、そして進むもすべて地獄のような気もします。何しろ生き延びることを、念頭に置き、油断せず。1日勝負で行くぞーのマジ宣言が、本当に必要のようです。  さー明日はどっちだ。

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