まったくお恥ずかしくて、笑っちゃうことなんですが、まさか人迎のツボが浪越指圧の前頚部一点目だとは、勘違いを何十年もしていました。前頚部 圧点の位置 頸動脈洞(総頸動脈が内頸動脈と外頸動脈に分かれる分岐点)を一点目としてそこから胸鎖乳突筋の内縁を、胸骨頭起始部まで4点取る。と浪越の教科書にあります。
私は拍動を感じるポイントを一点目と考えて甲状軟骨上縁より若干上と解釈していました。ですから胃経の人迎のポイントを浪越の2点目もしくは2点目半と解釈していました。ところがある日、経絡オタクに、先生Jingeiは拍動を感じる甲状軟骨上縁あたりだから人迎は、浪越の一点目だろと、問いかけてきました。まったくじぇじぇの心境でした。
もともと私はこのポイントより胸鎖乳突筋の停止部、乳様突起部に大変興味があり、前頚部の一点目を頸動脈洞部よりだいぶ上方にポイントを取る癖が臨床経験上ついています。それがいつの間にか何十年の間に、浪越の一点目を勘違いさせたようです。この辺が実に素直な自分なのです。オタク経絡おっさんに心底感謝。
乳様突起部下端の後方が胸鎖乳突筋の停止部ですから、このポイントは頭を後屈、側屈させるときにおこる違和感を調節するポイントであります。またこの部分の細かい硬結を見つけて持続圧で処理すると頭がすっきりします(不眠症、自律神経失調症ETC)。また寝違いには即効性を示すシークレットポイントでもあります。浪越では一点目を迷走神経の走行を狙ってじっくり攻めますので、そんなところを長年勉強して前頚部をマスターすればドル箱ラインになるのかもしれません。私は胸鎖乳突筋の起始のトリガーポイントと停止部の三焦経の走行の関係を臨床実験しています。いずれにしろ首を制する者は、やはり患者さんに喜ばれます。今は首の治療にぞっこんです。体が動かなくなったら按腹で勝負しようかなと考えています。

2015年10月6日 at 12:16 PM
定期的に通院しているので、現在はやっと楽になりましたが、私は 、子供の頃から割とよく寝違えるみたいで、日常的に首に痛みがありました。
仕事を続ける為に治療に通う、治療費を稼いでるようです
先日のぎっくり腰の時は、毎日通っていましたし、先週は週3回。
お陰様で、大分良いので、今週は2回にしておこうっと。
2015年10月6日 at 10:12 PM
手技療法を受けると、体が敏感になり、もっともっと健康になります。信じて続けて通ってください。
2016年3月17日 at 10:44 PM
何しろ身体をいつも敏感にしておく事が、一番大事な事です。鈍感は、手遅れをもたらします。